第五話は、芹沢鴨さんも登場します。
この人は私の中では、幕末の主要な登場人物の中でもかなり哀れな人(何も成し遂げることが出来なかったという意味も含めて)の一人です。
他だと、岡田以蔵さん(利用されるだけ利用された暗殺者)などでしょうか。
時代に流されて、言い訳のしようがないことをしたけど、頭の悪さや間の悪さなど、同情の余地がある感じ。
松平容保公や、十四代将軍徳川家茂公は、彼らとは違って、とても立派だった分、本当にお気の毒な方たちだと思います。
特に、会津はたくさんの人たちがむごい死に方をしているので、ただただ徳川政権や孝明天皇に尽くしただけの容保公は、胸が張り裂けんばかりの思いをしたんでしょうね。
会津の悲劇は、明治維新の闇だと思います。