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討論会、全体的にはうまくやったと思うけど

いや、某共和党候補は本当に頭が悪いを通り越して、異常なんですが。

カマラも「それで、あなたは結局どんなことを考えてるの?」とも感じました。

「スモールビジネスを推奨する」
「不動産を購入する人のタックスをサポートする?」(ちょっとここは曖昧)と言ってて、趣旨一貫ではあるんだけど、やっぱり法律的な分野での話と違い、政治の運用的な部分では彼女は弱いなー。



でも、罠といえば。


どこかの誰かに向けて、カマラが
「(彼の)選挙集会に行くべき。彼が理にかなっていないことばかり言うのを聞かされて、集会が終わる前に人々が退席するのを見られるから」
とか、
「具体的な政策もなくて、アメリカの恥となる存在で『弱い』人」
(うーん、でも、バイデンやティムはともかく、カマラもはっきりとした政策は見えてこないのですが)
とか、
「アメリカ市民に『クビ』にされた」

とか、某共和党候補の琴線に触ることだったり、彼が敵に好んで使っていた言葉だったり(自分が「弱い」とは思いたくないのでしょう)、昔出てたバラエティで「おまえは『クビ』だ!」と騒いでいたのを揶揄されたり。


アンガーマネジメントが全くできない人間をきれいな笑顔でチクチクと攻撃し、ついには共和党候補が爆発。

「我々の集会は歴史的な人数が集まっている。(どこが?)彼女はサポーターにお金を渡して集めている」
(いや、お金払って集まるなら、君こそそれやるでしょ?)
というのはまだいいとして、

「スプリングフィールドの移民は、犬を、猫を、ペットを食べている!」
と珍発言。

これにはカマラも「すげーなこいつ」と呆れ返って笑いながら首を横に振る始末。


私が感心したのはファクトチェッカーたちで、こんな(頭のおかしい)発言にも、淡々と
「スプリングフィールドでそういった報告はされていません」
と何度も訂正してました。



なんとなく、認知症になりかけている老人(若い頃から人に嫌われるようなことばかりしていたせいで不幸な最期を迎えることが決まっている人)とそれを取り押さえる警備員、そしてそれを呆然と見ている若くきれいな傍観者の女性、という構図に見えて、ちょっと残念です。
(私の祖母の一人は、愛する娘、私の伯母をガンで亡くしたせいで、70代後半で認知症になりました。それでもずっと、いつも優しく可愛らしい、自慢の祖母でした。年齢を重ねれば重ねるほど、人生が現れると思う)

けど、カマラが政策面で少し弱い(もちろん某共和党候補に比べたらずっとマシです)のはわかっていたことだから、全体的にはうまくやったのではないでしょうか。


あとは、テイラー・スウィフト効果で、フロリダのコンサートが投票日直前にある影響がフロリダの獲得にどのくらい影響があるか。

4件のコメント

  • 又もや暗殺未遂がありました。ゴルフコースで狙ったそうですが、この記者会見で、シークレットサービスは、一ホール先に警備員を送り、安全をチェックしており、その際に、銃口が見えたので、対応したとか言っているのを、ニュースで見ました。これって次にやろうとする者らに教えて良い事なのかと思ってしまいました。前回、かなり叩かれたので、我々はちゃんとやってるんだと、強調したかったのかも知れません。

    未だに狙っている者がいて、実行しようとしていますが、これで、逆にカマラに復讐をしようとする奴らが出てくるのではないかが心配です。
  • そうらしいですね……。2021の就任の時もバイデンを心配しましたが、今回もとても心配です。
  • すみません、もう一つ、書かせて下さい。

    経済政策と言えば、誰も言っているのを聞かないのですが、財政長官のジャネット・イエレン氏は、パンデミック後の異常なインフレ経済を不況に落とさず、なんとかインフレを抑えてきている様です。インフレを政策金利を上げながらコントロールしようとして、家が買えなくなったと非難されてましたが、やり過ぎない様になんとか踏ん張ったと思います。
  • そうなんですね。アメリカを始めとした欧米諸国の歴史的インフレが印象的でしたが、それでさえうまくやっていた結果とは。様々な世界情勢がパズルみたいに重なっている中、どの国も精一杯やっているのですね。

    カマラの「不動産」関係の発言も、それに関連してのことだったのでしょうか。
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