タイトル通りです。現在カクヨムで開催されている『学園ミステリ大賞』に拙作『偽王子事件』を応募しました。読んでね!
https://kakuyomu.jp/works/16817330661124291428 本作は高校生の夏休みに、平凡な主人公、鹿谷天馬がある事件に巻き込まれるお話です。というのも彼、つい数日前にひとりの女の子を『保護』して自宅に連れ帰っています。もしもしポリスメン?
世間的には誘拐に当たる彼の行為には、しかし事情がありました。それは保護した少女、さくらの両親にまつわること。なんでも彼女の父親は約一年前、衆人環視の中で毒殺されたというのです。しかもその容疑者は母親。だが天下の神奈川県警は事件性なし、なぜなら急性アルコール中毒だからと適当言って捜査を打ち切りました。母親が人殺しかもしれない恐怖に負け家を飛び出したさくらを保護したのが我らが天馬くんというわけですね。
毒殺事件の真相を暴き、さくらの不安を取り除くことが問題解決の近道。そう考えた天馬くんは紆余曲折あり、地元横浜の名門高校、麗人学院に通う高校生探偵、雪駄屋貴雄に助力を請います。
さてしかし、実はこの物語、叙述トリックが使用されています。
えっ!? 叙述トリック? あの、名作の帯に「最後の一文でひっくり返る!」と適当書いて台無しにしてしまう叙述トリック? ええそうです叙述トリック! いや悩みましたよ私も。この作品の構造上、全然説明ができないって。だからあえて叙述トリックであることは最初に明かすことにしました。どうせどこをどうひっくり返すか予想できないだろうし。
それくらい自信があるというのではなく、それくらい馬鹿やっているということです。いや自信もあるが? 少なくとも他人にこれから読まそうって作品を端から卑下するのは失礼ですからね。スゴクシツレイ。
そんなわけで始まった新たな高校生探偵譚『偽王子事件:高校生探偵タカオの初陣』読んでね。読め!