先月２０日に声優の田中敦子さんが亡くなられたというニュースを聞いたけど、いまだに死んだという実感が湧かないんだよね。
あの攻殻機動隊の草薙少佐が？ あの無敵の魔女ベヨネッタが？ あの波紋の達人リサリサ先生が？ 「死んだ」だって？
バカ言うんじゃねえ、彼女が死ぬなんてあり得ねえだろ。縁起でもない事を言うんじゃない、そこまで不謹慎な事を言うとさすがに怒るぞ。
……っていう状態で、全くもって受け入れていません。
葬式の時に「参列者の中でも一番ショックを受けたはずなのに、妙にテキパキ動いて式を進行させていく人」っていう人は１人位はいると思うのですが、多分あの状態だと思う。
大切な人が帰らぬ人になった事を受け止めきれていないというか、死んだと実感が湧かないというか、死んだと脳が認識できないというか、多分そんな感じ。
「世間一般では死んだ事になってるけど、それは嘘で本当はまだ生きている」って事にしたいんでしょうね。
死んだ事のショックが余りにも大きすぎて脳の回路が焼き切れないように「ブレーカー」を落として強制的に電源オフにしてる状態なんだと思う。
https://www.1101.com/essay/2010-03-17.html（別サイトに飛びます）
他にもここで「人生を賭けた小論文という仕事を失って泣くのに数週間かかった」ってあるけど、それと同じなのだろうか。
なんかもう今年はサブカル界隈の訃報が相次いでいて悲しむ暇すらないんだよな。
３月には鳥山明先生にＴＡＲＡＫＯさん、テイルズのいのまたむつみさんが相次いで亡くなられて、
その上に７月には初代のび太やドロンジョの声を務めた小原乃梨子さんで、先月で田中敦子さんだよ？
特に鳥山先生が亡くなった時は、最初は「エイプリルフールのネタとしてはまだ早いし内容が不謹慎すぎるぞ」って思ってましたもん。
恐らく今後出るであろうベヨネッタ４でベヨネッタの声優が変わるけど、それで初めて「田中敦子さんは亡くなられた」って認識できるのかなぁ。
昔は６０まで生きれば十分長生き。っていう認識なんだろうけど、人生１００年時代の令和ではまだまだ活躍できたと思うんだが……。
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