大人たちは「失敗してもいいから挑戦を恐れるな」とは言う。それは事実だ。だが同時に大人たちは「1度でも失敗した奴は使えないから見捨てる」とも思っている。それも真実だ。
……ここまで聞いて「大人はみんな嘘つきだ! 皆殺しにしてやるっ!!」っていう怒りが湧いてきた人も多いかもしれません。そうなんですよ大人は卑怯なんですよ。
口では子供に「個性」とか「はみ出る」事を求めながらも、実際には究極の没個性である「模範的な優等生」を
「文字という軟弱なコミュニケーション手段では到底表現しきれないぐらいに」全身全霊を上げて猛烈なまでに支持してるんですよ。
実際、俺は甲子園で「斎藤佑樹」投手が「ハンカチ王子」とか言って親たちから絶大な支持を集めていたのを見て、
「アンタ等親たちは口では個性だなんだと言いながら結局絵に描いたような優等生を選ぶんだな!!」っていう怒りと憎悪と冷酷さが混同した、凄まじくネガティブな感情が湧きましたよ。
そんなカスみたいな大人共を納得させる方法はあるのか? あるんですよ。それは「歴史を学ぶ」事です。
歴史を学べとは言うものの「鳴くよ(794)ウグイス平安京」っていう「丸暗記」じゃなくて「こういう時に人はどう動くか?」を観察する事です。
学校教育の大半は「暗記力テスト」であってそれは本当の勉強じゃないんですよ。
人間の基本構造って何百万年も前の原始人と大して変わってないんですよ。その証拠に子供はオオカミの遠吠えを怖がりますからね。
なので「1000年前の話はパソコンもスマホも無いから役に立たないよ」とは言い切れません。
人間の心理は文明が出来てから4000年間、ほぼ変わってないです。なのでカネのトラブルは4000年前の古代バビロンの頃からほとんど変わりません。
だから歴史っていうのは人類の失敗の集大成みたいなもので、そこから歴史に残る程の失敗を学べば「自分が失敗しなくても済む」わけなんですよ。
お金持ちには歴史が好きな人がいますけど、それはこの「他人の失敗を学べるから」っていうのもあるんですよ。
それに「歴史は繰り返す」って言葉を聞いたこともあるかもしれません。それはいまでも通用して、人間は基本同じ事の繰り返しなんですよ。
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