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2023年12月11日の近況報告 「努力なんてして当然」という「麻酔が欲しくなる」ほど耳に痛い話

「一生懸命頑張りました」っていうのが通用するのは学生までで、社会に出たら「努力するのは当たり前。能書き垂れずに結果出せ」というのを覚えてもらいたい。



 努力するのは息を吸って吐くのと同じ位「できて当たり前」の事で、その上で成果を出さないと評価してくれないものだ。
 マンガなんかで良くある「最大限の努力はしました!」ってすがりつく主人公サイドを「一生懸命やってこの程度か」ってバッサリ切る悪人設定されることが多い上司は良く言うけど、
 むしろこの上司の方が社会人として「まっとうな」人に入るよ。
 耳が痛い話だけど。



 ジョジョの奇妙な冒険第5部で、殉職したアバッキオの同僚が言った「真実に向かおうとする意志」のセリフは一見耳に心地良いけど、実社会じゃ通じないからね。
 そんなものよりも(ジョジョファンからは殴られるだろうが、あえて「そんなもの」と書いた)むしろディアボロのような「過程はどうでもいいからとにかく結果だけを残す」能力の方がもてはやされる。
 創作物ってあくまでフィクションのお話だから、感動するのと実社会で役に立つのはイコールで繋がるわけじゃないからね。
 うん。本当に耳が痛い話だ。



 ちなみに、マンガやアニメなどを含めた優れた芸術や創作物ってのは酒や麻薬のように見た人の価値観を歪ませる程の力を持っている、危険な物なんだ。それを説く者は皆無で、俺みたいな酔狂な人間しかいないが。

ジョジョの奇妙な冒険第4部に出て来る吉良吉影は「モナリザの手を見て勃起した」し、俺が描いた作品の中には「サモトラケのニケを見て首の無い姿こそ理想の女性の姿だ」と狂った男の話を書いたものもある。



 じゃあ仮に「努力はしないけどこのプロジェクトやらせてください」とか「頑張らないけどこの企画に参加したいです」っていう奴がいたらどうするよ?
 良くてガン無視、虫の居所が悪ければ「仕事舐めてんのか」とその場でぶっ飛ばす人もいると思うし、ぶっ飛ばされても文句は言えないでしょう。
 でも自分が部下になったらその「ぶっ飛ばされても文句は言えない」奴になりがちだ。
 あまりにも耳に痛すぎてそれこそ麻酔が欲しい位だ。



 なので「努力するのは当たり前」であってそこを評価されることは無い。
 極論だけど結果さえ出ればサボっても良いんだ。圧倒的な結果さえ出し続けることが出来るのなら「週2日しか出勤したくありません」ってワガママ言っても通用するんだ。
 それが社会の常識であり当たり前なんだ。
 ああああああああああああもうなにがやめてたすけて。



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