タイトルは「ネクスガード」という犬用のノミ・マダニ駆除薬に使われているキャッチコピーですが、スゲエな。って思いますね正直。
あ、ちなみに私はネクスガードを開発したり売ったりしてる会社からカネやモノをもらって無いとは言っておきます。
人間ですらお薬の時間は嫌いだから（子供なら特に）ましてや動物なら人間よりもずっと嫌いなはずなのに、それが
「待ちきれない！」
と来たもんだ。
この「発想の転換」ってのは「普通とは逆のことをする」っていう手法で、例えばニーチェの話と聞くと堅苦しそうになるけどそれに「ハローキティ」をぶつけてみる。とか
お金に関する本を書く際に「確実に貧乏になる方法」と題してお金持ちになる方法を全部逆にして紹介する。とかもアリでしょう。
いわゆる『ギャップ』要は「落差」って奴で、ただギャップを出せばいい。ってわけではもちろんありませんが、それでも効果的に取り入れれば強力な武器になるでしょう。
筋骨隆々の大男である武闘派が趣味で花壇を作ってる、とか普段はジャージ姿なのに式典には一流のスーツを見事に着こなす老人、とか面白くないですか？
ドラゴンボールの亀仙人も普段の生活から言ったらただのエロジジイなのに「武天老師（むてんろうし）」と尊敬の念を込めて呼ばれているのもそれで、昔からそういうアイディアはあるんですよ。
「もう、お薬の時間が待ちきれない！」というネクスガードのキャッチコピーにはそれがあると思います。
このキャッチコピーを考え付いた人はもっと社内で評価されて臨時ボーナスでも出せばいいと思う。それだけの功績があるでしょう。
何せ動物は薬を嫌いますから今まで何とかして薬を与えようと頑張る飼い主さんはかなりの数いるでしょう。
その薬が「待ちきれない！」と書けば結構な希望の光になるんじゃないのかと思います。
ネクスガードを実際に与えている動画を見ても犬たちは嬉しそうに食べてますし「完全におやつと勘違いしている」と言う飼い主もいるそうで。