初めに
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893596348/reviews/16817330665242715041レビューいただきました。結構な長文を書いていただきまことにありがとうございます。
以下本文
「コスパ」だの「タイパ」だのという言葉を日常で言ってる人は、特に若い人には多いかもしれないけど、
「何の見返りも無いけどやる善行」に目が行かなくなったら、世の中がギスギスする原因にもなりかねないとは思う。
昔はいわゆる「宗教」が担当していた部分で「良い事をすれば神様が見返りを下さるよ」っていう物なんだろうけど、
それを「コスパやタイパが悪い」とバッサリと切り捨てたら精神的なゆとりは確実に無くなるので、悪い兆候だなぁとは思います。
人間ってのは「合理的な部分」と「感情的な部分」の両方を持ってるんで「コスパ」や「タイパ」ばかり重視してると「擦り切れる」あるいは「どこかで見失う」と言ってもいいでしょう。
だから「コスパ」や「タイパ」を重視しているとある日突然「あんなものが「コスパ」や「タイパ」が良いだなんて俺は何て愚かな事をしたんだ！」
って気づいて壊れそうで心配なんですよ。ある日突然ＳＡＮ値が０になって発狂してしまう事が起きそうで怖い。
余談になるけど、俺は『年収』５０００円にもならない執筆活動を８年近く続けてますけど、まぁコスパで言えば「最低の中の最低」でしょう。
なのに何で止めないのか？ って言われてももう理屈で説明できねえんですわ。ぶっちゃけ呼吸するのと同じでして。
個人的に「コスパ」や「タイパ」を重視している人は「今あることに感謝の祈りをささげる」のをやってもバチは当たらないと思いますよ。
「今自分がこうして日本で平和に生きていられる事」に「食事を作ってくれる母親や父親がいる事」に「スーパーに魚や肉や野菜を届けてくれる店のスタッフさん」に
「国土防衛ラインの最前線で戦っている自衛隊の方々」に、何でもない日々や何もない日々を過ごせるのはあなたたちのおかげです、ありがとうございます。くらいは祈りなさいよ。
「感謝」するのはコスパやタイパ重視の人からしたら「論外」なんだろうけど、しないと生活の彩りは失われると思う。
別にただ「感謝」を連発しろっていう意味じゃなくて、祈りには何の効果も無いだろうけど誰かに感謝する気持ち位は持ちなさいよ。っていう話です。
「何の得も見返りもないけどやった方が良い」事なんていくらでもありますので。
「倍速視聴で効率よくアニメを見る」っていう生活を続けていると感情面で何か「致命的な負荷」がかかりそうな気がするんだけどなぁ。
そもそも娯楽鑑賞なんて「効率」とは無縁の、人間独自で人間しかやらない「無駄そのものな作業」なんだが。
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