これまでの人生において映画を見る回数が年間０本の年が最も多い俺が「マリオ」に「サンドランド」と１年間で２本も見ることがどれだけ異常な事か。
ともあれ先日のファーストデイに「サンドランド」を見てきたので出来るだけネタバレしないような感想を書こうと思う。
基本は砂漠の世界で水不足にあえぐ人々を救うために「幻の泉」を探すロードムービーで、およそ１００分で終わるお話として密度が高かった。
特筆すべき点としてはラオが戦車戦で見せた強さは「スゲェ！」と納得できる強さでいわゆる「ドラゴンボール的な強さ」じゃない強さの見せ方をしてくれてカッコよさで「伝説の将軍」の名に恥じない強さだった。
あと細々とした話は省略されているシーンがいくつかあるけど個人的には好きだったので良いかな。
他にも「ドラゴンボール的な強さ」はベルゼブブが担当しているのでそちらが好みの人も満足できるのがいい配置してると思う。
それに原作をジャンプで読んでいた俺としてはだいぶ忘れていたけど（２０年以上も昔の話だからな）お話をある程度先読みできていたんですが、その通りの事が起きても楽しめました。
以前「レベルファイブ」というゲームメーカーの名物社長が自社のゲームを映画化する際、ゲームのシナリオをほぼそのまま使ったんですよね。「ゲームで既に知ってる話を映画にしても客が来るのか？」っていう反論を
「ドラえもんの映画の話はコロコロコミックで描かれたとおりだったけど、それでも楽しめた」って言って押し切ったんだが、その正しさをまたもや証明できたって感じ。
全てが終わった後、テーマ曲である「ユートピア」が流れたのは完璧な繋ぎだった。それこそスタンディングオベーションクラスの。
なので映画で初めて見る人も、原作読んで展開がすべて頭に入っている鳥山明マニアでも楽しめる映画です。面白かった。
後は順調にＤＶＤやブルーレイが出てくれるといいんだけど。配信は辞めてくれよな。
上映時間が１８時頃っていうもうすぐレイトショーか？ っていう時間帯だったので有給取らなくても仕事が終わった後で見に行けたんだがまぁいいか。
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