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2023年8月05日の近況報告 ありのままの自分が受け入れられなかった理由が分かった

 今回のお話は美輪明宏さんの受け売りになりますが、大事な事なのでお話します。一般的には善とされる「ありのままの自分」に関するお話です。



 一時期「アナと雪の女王」が国内で大ブームになって、今でも自称「ナントカセラピスト」とか「カンタラメンタリスト」をはじめとして
 精神的な面でああだのこうだの言ってる人が口をそろえて言うのが「ありのままの自分を出すのは無条件で素晴らしい」という理想郷だ。
 俺はこの意見に真っ向から対立していて「ありのままの自分だなんて! 見ていて気持ち悪くならないのか!?」と、それこそ「アナと雪の女王」封切当初から懐疑的だったんですが、
 美輪明宏さんがそこを「寸分の互いも無く完璧にストン! と腑に落ちる」助言をしてくださったので(正確にはそう言ってる動画を見た)ご紹介します。



 完璧に丸暗記しているわけじゃあないので細部はかなり違ってくると思いますが、曰(いわ)く
「ありのままの自分ってのは、畑から掘り出されたばかりの大根みたいなものですよ。土や泥まみれの大根を「ありのままの物だぞ、さあ食え」と突きだすなんて凄く傲慢な話じゃありませんか?
 土や泥を丁寧に洗い流して、皮をかつら剥きなりなんなりして取り除いて、丹精込めてしっかりと調理して、キレイな器に盛って、さあ召し上がってください、と最後に一声かける。
 そこまでしないと「美味しいですね」って言ってくれないものなんですよ。それを無視するなんて非常に傲慢な話ですよ」との事。



 これを知ってまさに「光が差す」という言葉の意味を身をもって感じた。辞書で引いて(「辞書を引く」という言い方、今時の若い人に分かるだろうか)「知っている」のではなく、その身をもって「体験した」と言って良い。
 まさにこれなんだ! まさにこれが「俺が『ありのままの自分』に対して持っていた違和感」の正体だったのだ!



 昔、自作の小説に「神は他人の口を借りて助言してくれる」っていうのを書いたけど、今回の件で「ああこれは本当っぽいぞ」と。
 この小説の作家である「あがつま ゆい」なる人物は何か光るものはあるんじゃないのか? とは思いましたね(自画自賛の極み)。



 あと、やっぱり長生きしてる人は大切にしないといけないね。長年生きて得た英知をショートカットして渡してくれるなんてどれほどありがたい事か!
「老人に厳しく当たる人は自らが老人になった時、自ら犯した事と同じことをされるだろう」っていう寓話(ぐうわ)抜きにしても老人には優しく、ってのは理にかなってるんだな。



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