※今日は飲み会なので早めの更新となります※
【告知】
https://kakuyomu.jp/info/entry/tankahaiku_contest_start カクヨムの「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト」の「二十句連作部門」に応募しています。
応募作:貧乏HAIKU 二十
https://kakuyomu.jp/works/16817330658189089163/episodes/16817330658189121786【以下本文】
創作をやってると「個性が出ない」って悩んでる人が多いかもしれないけど「すでに君は十分に個性的だ」とエールを送りたい。
例を出すとラーメン屋はそれこそ「家系ラーメン店同士」でも例えば「チャーシューの出来」で個性は出せるし、丼ものの種類で個性は出せるし、
お子様ラーメンや別メニューを出すことでも個性は出せるし「学生は学生証の提示で大盛り無料」のサービスだけでも十分個性的になれるし、
何だったらモスバーガーのマネをして「電話やネットでテイクアウトの注文をした客に電話代や通信費として10円渡す」だけでも個性は出せる。
個性っていうのは「いくら隠そうとしても自然と出てしまう物」なのであなたは既に十分個性が出ているのだ。こう言っても信じてくれないはずだけど自分が感じないだけで、個性は既にあるんだよ。
「個性的」と聞くと「タワーマンションみたいにドーン!」と目立ってるモノ。と勘違いしやすいけど、本当は「にじみ出る」モノなんだとは個人的には思う。
こいつは多分就職活動の悪影響なんだろうけど「個性」を聞かれると「なんか他の人とはやったことが無い事をしなきゃ」って思いがちなんだろうけど、実はそうじゃないんだよ。
まずいのは「『個性的にしようとする』という目的のためだけに『個性を出そうとする』」事だ。
それだと大抵の場合「掃いて捨てる程多くいる有名作品のパクリ」となってむしろ没個性的になってしまう。西尾維新先生の文体を今更マネしても、何にもならんのだ。
就活の面接で「学生時代は学級委員長をしていました」って挙げても、同席していた他の生徒が全員「学級委員長をしていました」とアピールして長所にならなかった。というのと一緒になるし、
仮にそうならなかったとしても面接官にはエントリーシートに学歴などが全部伝わっているのでバレバレだ。それこそ「あくびが出るほどつまらない」モブキャラで終わるだろう。
「それでも個性が欲しい」だって? 仕方ない。個性的になれる具体的な方法を教えよう。
まず「続けることが苦痛ではない事」を3つ探そう。そして、それを組み合わせれば君が考えているような立派な個性に近い物になるだろう。
なぜ「3つ」なのか? それは掛け算すればありふれた個性が唯一無二の個性に進化するからだ。
例えば「2人に1人が持っている個性」はそれ1つなら全人類の50%が持つありふれた個性だが、それを3つうまく重ねれば
「50%×50%×50%」つまりは「0.5×0.5×0.5」で「12.5%」という感じで希少性が上がるのだ。
それにその内1つがもう少し希少性の高い「4人に1人が持っている個性=25%の人が持っている個性」だとすると「0.5×0.5×0.25」で大体6%の個性になる。
およそ20人に1人しかない個性、学校で言えば30人クラスで1~2人しか持ってない個性だとしたら、それなりに個性的とは言えないだろうか?
それに加えて「続けることが苦痛ではない事」というのは誰にでも出来るものではない。本人にとってはあまりにも当たり前すぎて特別凄いとは思って無い事。それこそが個性なのだ。
「個性を欲しがる」という行為自体「続けることが苦痛ではない事」という本当の個性に気づいてない証だ。
俺だってこうやって文章を週3日公開するのはこれっぽちも苦痛ではないのだが、これを4年程続けることはおそらくれっきとした才能の1つなのだろう。
でも自覚は一切無くて、これくらいは簡単に出来るんじゃないのか? とさえ思っている……同時に誰にでも出来るものではないという自認もあるけど。
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