「本当に凄いプロレスラーならホウキ相手でも名勝負にしてみせる」って言いますけど、それと同じように
「本当に面白い人なら『ただ大根を切るだけ』でも面白く出来る」と思います。
例えば「身体を1回転ひねってその勢いに乗せて切る」とか
「大根を宙に投げてその落下地点に落ちてきたところを切る」程度なら1秒もかからずに即興で思いつくでしょう。
もっと言えば
「そうなんです。大根は既に切れていた後だったんです。なぜ誰も大根を切った人を見なかったのか?
それは切ったのは男だったからです。エロゲに男は映らない。エロゲの当たり前を見事についたトリックです」とか
「大根を切ってしまったが故に滅亡してしまった世界線から世界を守るために派遣された未来人と、
何としても大根を切らせて人類を滅亡させたいAIから送り込まれた刺客とがナントカカントカ(以下略という名の投げっぱなしジャーマン)」とか、
お話のプロならただ大根を切るだけでもこの程度なら3秒あれば思いつくし、10秒もあればそれを超える、とてつもなく面白い話をスルッと思い浮かべるはずです。むしろ、そうでないとおかしい。
こう書くと「自身を常に『手塚治虫先生』と比較し続けていて、永遠に満たされない富野監督みたい」って思われるかもしれませんが、そんな事ない!
https://novelup.plus/event/genseki/ ここの「『海をまとう』短編小説コンテスト」の大賞受賞者は「海から離れて見せる」という離れ業をやってのけ、さらには「巨大美少女」という個性まで持っていました。
この人に大根を切るよう依頼すればとても凡人には想像もつかない、常識がぶっ飛びそうなほどの切り方をいくらでも思いつくはずですし、そうでないとむしろおかしい。
面白い人間は産まれつき面白い、あるいは「何もしなくても自動的に」もしくは「どんな圧力があろうがどうしても強制的に」面白い人間に「育っていく」のであって、
「面白くなろう」と思ってる時点で「面白い才能のある人」や「自動的に面白く育つ素質のある人」には負けるのかなとは思う。
任天堂の元社長だった、故岩田聡氏の言う「ご褒美を見つける才能」が開花してるんだよプロって奴は。俺には持ってない偉大過ぎる才能がプロにおいては標準装備なんだよ。
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