黒人アリエルや黒人エルフ、両性愛者のスーパーマン……「多様性を!」と言う声で「多様性で世界をただ一色に染め上げる」という
「究極に多様性の無い世界」が作られそうだし、残念なことにアメリカは既にそうなっているかもしれない。
正直に言おう。実に「傲慢な」奴らだ。数十年、時には百年以上続く年月の重みに耐え抜いた傑作に対して、
「これは今の時代にそぐわないから変えましょう」って言って、自動車のパーツを交換するみたいに自分たちの手で自らの主義主張を盛り込む所がとてつもなく傲慢だ。
彼らが傲慢である理由はいくつかあるが、その1つは「法の不遡及」(「ほうのふそきゅう」と読む)を無視していることだ。
「法の不遡及」とは何か? それは極めて簡単かつ単純に言えば「法律は過去へとさかのぼって適応されることは無い」というモノだ。
具体例をあげれば、例えば5月から「喫煙が違法」になっても4月まで吸ってた人は罰せられることは無い。というものだ。
言い方はとんでもなく悪くなるが伝統ってのは「差別あっての」伝統なんだ。
当時は許されていた男女差別、職業差別、身分差別、それらがあって初めて花開く文化ってのもあるんだ。
それを無視して「自分たちは絶対に正しい。悪いのはそれにそぐわない昔の創作物だ」とか言い出して黒人アリエルや黒人エルフ、両性愛者のスーパーマンを作り出す連中が正しいとはどうしても思えない。
俺からすれば「ヨシュア記」(詳しくは各自ググれ)で
「約束の地のために異教徒は家畜1匹残らず皆殺し。それが神の御心なのだから逆らってはいけない」
っていうくらいの傲慢さがにじみ出ているんだよね。
キング牧師こと「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア」氏の半生を描いた映画で、キング牧師を白人や黄色人、要はアジア人が演じるのを「多様性だ」と主張出来るだろうか?
出来ないでしょそんな事。それと同じことをやってるのが「多様性を!」と主張する人間なのだ。繰り返しになるが、実に「傲慢な」奴らだ。
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