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特技は…

「見ただけでどこの軍服かわかることでーす♪」https://kakuyomu.jp/works/16817330657275343337/episodes/16817330661114482540 を特技にしていた私ですが(とはいえ誰にも言ったことは無い)、勢い余って、今では「見ただけでどこの修道会かわかる」レベルに到達しようとしています。…ってまだそこまでいってませんけども。

軍隊と同様、階級と制服のある組織って興味深いですね。〈ザ・ライト ーエクソシストの真実ー〉でエクソシスト講座を受け持っているザビエル神父は真っ白の修道服に特徴的な形の黒いスカプラリオ(肩にかける布)を着けていて、「あっこの服見たことある…えーっとどこの会だっけ…」と記憶力を試す楽しみもある(おそらくトラピスト修道会と推測)。戦争映画を観ている時に、登場人物の顔の区別がつかなくて(もともと人の顔覚えるのが苦手)、階級章で判断するのと一緒。ヒトラー暗殺事件を描いた映画〈ワルキューレ〉では、脇役がほぼ全員、腹の出た中年のドイツ国防軍高級将校でしたので、この方法で区別するしかなかった…。

あと、目で見てわからない区別を耳で判断することも。
修道服を着ていると司祭なのか修道士なのかわからないのですが、ザビエル神父は「Father」と呼びかけられていたので(修道士なら「Brother」)、「あ、この人は修道司祭なんだな」とひとりで納得したり。

単なるシュミ丸出しのように聞こえると思いますが、作中では全然説明されないので、誰が誰の上席者で、どういう関係かを知るには服装と呼称が欠かせないんですよ…! 制服着てる同性の集団なんて皆同じに見えますからね(笑)。

でも、せっかく「本格的エクソシズム映画らしいから、ラテン語で悪魔祓いしてるのが見られるかも…」と思って臨んだのに、ほぼほぼ英語で(だからウェールズ人って設定にしたのか?)、そこは残念ポイントですかね。

2件のコメント

  • 素敵な特技ですね…!
    私もかつては細かい所まで調べては、それが作品に忠実に再現されていると監督と握手したくなるタイプでした。
    史実ものだと特に視聴者の目も厳しくなりますし、制作側のリサーチ度の深さに本気を見ますよね。エンタメとの塩梅も難しくなりますが、吉村さんの特技のお話をうかがってとても懐かしく、嬉しくなりました。貴重なお話、ありがとうございました。
    「ワルキューレ」を観たいものリストに入れてありますので、今度必ず観ます!
  • TA-guさま

    いえそんなお世辞にも他人様に披露できるような特技では…!(特に昨今の世界情勢からして)

    設定とか分類とか制約が好きなこともあり、創作のネタにしようと思って調べているうちに、ネタそっちのけでハマってしまったりするんですよね💦

    〈ワルキューレ〉は、最初から結末がバレていることもあり、「トム・クルーズはどう頑張ってもドイツ人には見えない…」という印象しかない映画だったのですが、中にひとり、女性と見紛うばかりの美しいブロンドの下級士官がおり、その人を見られただけでもトム・クルーズの違和感をガマンした甲斐があります(笑)
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