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『ドラ追い』「覚醒。悪魔アステマの殺意の衝動」更新しました。あと15センチコン

ドラ追いをサクッと更新。内容もいつもどおりにサクッと

これでもストーリー進んでいるんだからねっ!(笑)


んで、15センチコンがきになるので、読んで回っています。
(参加したいなーというのもある)
こういうお題ありの短編は、個人的にすんごい燃える。

んで、読む方としては、なにより気軽に読めていいし、
読み回れるのがツボ。

短編は作者の腕の見せ所だし、長編にない華があるよね。
せっかくの機会だから、新たな作品。

頭を殴られるような、バキッとくるやつ読みたい!

18件のコメント

  • こんばんは!
    15センチコン、楽しみにしています。
    書いたら教えてくださいね!

    は、別として安定のドラ追いいつも楽しんでおります。
    何気に少しづつ話を進めている感じがまたたまらないです。
    匍匐前進のような感じですね!

    なんとなくエンディングを意識している頃ですか?
    その辺がすごく気になります。
    ではまた!
  • やあ!カオルだよ。15センチコンをご所望だったね。切なさや感動なんてクソ食らえの私だから、少し毛色の違った物を贈るよ。勿論、推敲なんてしていないから、何かと多めに見て欲しい。そして、続きは劇場で見ておくれ。アデュー。


    『Cigar-Kiss』

    子供の時から、つい最近まで、僕は正義感が強かった。

    小学生低学年の頃、同じクラスで虐められていた真理亜ちゃんを庇った。何度も何度も『やめろよ!』と庇い、虐めた奴を先生に言いつけもした。

    真理亜ちゃんは何時の間にか転校して行って、後には庇った僕だけが残った。どんな末路だったかは御想像にお任せするが、それでも自分は間違った事をしていないと思い続けた。

    中学生にもなると不良グループなるものが出来始め、やさぐれた生徒が授業妨害をする事象が頻発した。堪りかねた僕は、その不良生徒に「いい加減にしろ!」と食って掛かり、放課後その生徒とその仲間に痛めつけられた。その翌日からも彼等は授業妨害を止めなかったし、僕への暴行も止めなかった。

    何も変わらないどころか、自分の傷が増えていったのだが、それでも自分は間違っていないと思い続けた。

    大学を卒業して商社に就職したのだが、そこでもやはり正義感が爆発してしまった。3年目の春、課長が秘密裏に行っていた帳簿改ざんの証拠を見つけてしまい、それを会社に報告しようとした所、何だか分からないが周囲から圧力がかかり、自主退社に追い込まれてしまった。

    不正を正すことも出来ず、まるでこちらが間違っているとでも言いたげな周囲の反応を見るに至り、「あれ?僕は何か間違っていたのか?」と、その時初めて自分の行いに疑問を持った。

    疑問は膨らみ、加速し、幾重にも分かれ、それから収束し、僕は答えを導き出した。



    ベネズエラ・カラカスのハーレム地区。
    治外法権の無法地帯とはよく言ったもので、これだけ文明の栄えている世の中において、ここは一種の異世界だ。

    薬の売人、武器商人、人身売買。
    昼間から何処かしこで銃声が響き渡り、法的順序を踏まない死体が海に沈められる。

    この異世界じみた街で、命の価値は安く、薄く、ちっぽけだ。
    力こそ正義、生き残った者が正義であり、それ以外の理屈は通用しない。

    生き残る事こそ正義だから、皆、正義を行使する事に躊躇いは無いのだ。



    銃声鳴りやまぬBARカウンターの裏で、僕とグロリアは最も確実で、最も危険な生き残りの方法を試そうとしていた。

    手早くデザートイーグル50AEに弾を装填し、裏口までの距離を測る。

    「裏口までは20フィート。アッキー、3数えたら出るからな」

    ここから裏口までは障害物が無く、相手にとっては絶好の的なのだが、それは此方にも同じ事が言える。どの道、助かるには裏口へと辿り着き、そこから逃げ出さねばならないので、躊躇う理由は微塵も無い。

    「僕が先に行く。グロリアは援護してくれ」
    「何カッコつけてんのさ。死にたいの? そういうのはアタシの役目なんだ、よっと!」

    言うが早いかグロリアは、カウンターへ飛び上がり、そこから回転して宙へと身を躍らせる。その僅かな時間でツインハンドから放たれた4発の弾は、相手の眉間を、心臓を、利き腕を貫き、確実に戦闘不能へと追い込んでいく。

    勿論、僕も遊んではいない。グロリアの死角から放たれようとしていた凶弾の元を断ち、裏口へと向う彼女を追って全力で走る。

    「ウグっ」

    相手の放った弾が肩を掠め、そこだけ別物みたいに熱くなる。

    「アッキー、早く!」

    裏口の扉を開け、左右のデザートイーグルから交互に弾を吐き出しながらグロリアが叫んでいる。後ろを振り返らず、後手に持った銃をデタラメに乱射しながら、僕達は何とか脱出に成功した。



    バタン。

    追っ手を撒き、隠してあった車に乗り込んでドカリとシートに座り込む。
    此処までくればもう安心だ。

    胸のポケットからラッキーストライクを取り出し、マッチで火を点けた。

    「チッ……」

    丁度最後のマッチだったので、吸い終わってから帰るまでの短い時間、僕は善良な禁煙者になれそうだ。

    「つか聞いてないぜ。何で待ち伏せされてたんだ?」

    「さあね。よくある事さ。それとも6ヶ月保証が欲しいのかい?」

    グロリアはそう言いながら短パンの後ろポケットにしまいこんでいた、クシャクシャの煙草を取り出し口に咥える。

    「なあアッキー、アンタ向いてないよ。アタシと違ってアンタは真面目すぎる。世の中生きてナンボだぜ。死に場所を探してるのかい?」

    「すまなかった……」

    カチッ、カチッ、カチッ

    「いいけどさ。……ケッ、このライター不良品かよ。アッキー、火、貸してくれよ」

    「悪い、さっきのが最後のマッチだった」

    「何言ってんだ? 咥えてるだろう?」

    そう言うとグロリアは、僕を引き寄せ、煙草の先に自分の咥えた煙草の先を押し当てて来た。

    急に縮まった距離に焦りながら、煙草の火が移っていく様を見守った。

    近くて遠い、この煙草2本分の距離が、今の僕とグロリア――黒木真理亜――にはお似合いなのだろうと思いながら。
  • ノートを見に来るかどうか解らなかったので、コピペしました(笑)
  • 888888888!!

    素晴らしい!

    素晴らしいよ、さつきまる!

    やっぱ違う。さすがはおそろしい子。
  • そちらのノートにお邪魔します!
  • >関川さん

    15センチコンなんですが、ボクのは少女達が
    「野砲道」という、スポーツを通じて友情を育み、
    ライバル達との対戦をつうじての成長物語です。

    ただ、野砲というのは口径10センチまでのことを指すらしいので
    (うろおぼえ)『八九式十五糎加農砲』は、重砲すぎて当てはまらないらしいのですが、そんなことしったこっちゃないわけです。無視ですガン無視。じゃないと15センチコンにならないんですから当然です。だって主人公の祖父の形見ですから『八九式十五糎加農砲』

    タイトルはそうですね「ガールズ&フィールドガン」これでいきましょう。


    ドラ追いをいつも応援してくださり、ありがとうございます。
    ガチで関川さんのおかげでここまで書いてこれました。

    エンディングはもうすぐです。エピソード中に材料は揃いました。

    ただ、もうちょい寄り道したい気分なので寄り道します。
    天然河川の如く、うねうね曲がって海に注ぎます。

    そして「ドラ追い」
    このもうちょい部分が6万文字なんですけどね(笑)
  • ⬆パンツァーじゃないのですね(笑)ガラナさんの15センチコン応援しています!幾つも読みましたが、皆さん15センチピッタリに拘りすぎているように感じました。「そんなもん、だいたいでいいじゃないか」と思う訳です、ハイ。拘るからお題に寄って行ってしまう。寄っていってしまうから、あざとくなる。公式の15センチ作品を見てもそう感じました。シラケさす位なら最初から無視したほうが、いくらかマシですよねと締め括ります。m(_ _)m
  • 某ロアナプラ

    「ここか?おいおいシケた店だな、ダッチュよぉ」
    「そう言うなレピー。人目を忍ぶ取引にはうってつけだ」

    カランカラ~ン

    禿とビッチは、カウンターに一人で座る男に近付いた。

    「アンタがガラナかい? おっと名乗らなくても良い。で、荷物は?」
    「荷物はこの俺自身だ。貧乳の悪魔を撒いて、この国から脱出したい。できるか?」
    「当然だ。ド・ラグーン商会を舐めてもらっちゃこまるぜ」

    ホッとした顔になるガラナ。

    「で、いつ出発するんだいチェリーボーイ?」
    「ど、童貞ちゃうわ! やりまくってるっちゅーねん!」

    「で、いつ出発するんだいチェリーボーイ?」
    「ど、童貞ちゃうわ! やりまくってるっちゅーねん!……今すぐだ」

    こうしてガラナは国外逃亡した。
    あとに残されたのは10万文字に届かなかった彼の手記と、15センチコン頑張ると走り書きされたメモだけだった。

    次回、日本編突入
    弾丸を刀で切り裂く謎の自称女神との対決迫る!
  • >サツキマルサン。

    コンニチハー。

    ガラナダヨー。

    チェリーボーイダヨー。


    「だがな坊主。聞け。オレのはアメリカンチェリーだ。ガハハ!」


    ……ちょっと、やめてくださる? さつきまる様。
    ここは某アナプラじゃなくってよ。上品な店なの。


    そんなわけで、「ガールズ&フィールドガン」ですが、

    「パンツァー? なにそれ……しらない」

    が、これの主砲ネタなのでw

    タイトルは「小娘と野砲」の方が好み。
    でも、これだと、いまいち意味が通じない(笑)

    15センチコンですが、コンテストの規定的には
    あざといのを求めているんだろうなと。

    ただ、どうせなら読んだ人にぶちかましてナンボだと思うんですよ
    短編だから読んで貰いやすいだろうし。
    ぶちかませ!(違う方向性の熱意

    けっこう増えてきたみたいなので、また読んでみます。

    「ド・ラグーン商会」
    これかなりカッコイイ。フツーに異世界の運び屋でいけるんちゃう?
    ありそうだけどいけそう。元高名騎士団の団員がボスで。
  • さつきま瑜「ぐぬぬ……ユー亮。やりおったな……」

    (エンドロール&Sogno di volare)


    のほうが、キレてたな……。
  • ぶちかましておやり!
    野砲でも野望でも、ドンドン撃てばいいんだわっ。キィーーッ!
    (布を口に噛み悔しがる、さつきま瑜)

    >元高名騎士団の団員が
    ドラグーン涙目

    他ノートのコメを、自室に篭って反省する姿に感涙しました。
    創作物、それは幾万もの推敲を経て産まれるもの。
    そういう事ですね。

    ダッチュ「成長したな、アメリカンチェリーボーイ。日本製に比べて皮が――」

    おっと。上品な店に相応しくない発言をしてしまうところでした。
  • (B'z LOVE PHANTOM&エンドロール)と迷ったんですよ。
    どっちがよかっただろう?

    そんなことよりも。

    「Cigar-Kiss」を血涙とともに、書かれているということ。
    そんな、さつきまる師範のすがたに、ボクは心うたれました。
    なんというツンデレぶり。

    もう羽毛扇を抱きて、夜天を仰ぎむせび泣きです。

    「あれが、さつきま瑜殿の星……」


    そして、ひまわりさんの乱入。

    ジャーンジャーンジャーン!(ドラ音)


    「陽野来来! 陽野来来!!」


    「もう、後には引けませぬなぁ(ニヤリ」
  • 『Cigar-Kiss』②

    サン・アントニオ・プリズン。

    マルガリータ島にある世界一自由で危険な刑務所。

    『逃げ出さない事』が唯一の規則である所内には麻薬や銃が溢れ、
    囚人達はテレビを見、パソコンを弄り、殺し合いをして日中を過ごす。

    まさに地獄の中の極楽と言っても良い。

    脱獄を試みた者は、監視塔にいる看守からの銃撃を受け、愚かしさを後悔する暇もなく殺される。

    まあ、法の秩序を失った極楽刑務所から脱獄する者は皆無に等しいのだけれど。

    ――、でもそんな情報、どうでもいい。

    僕達に来た依頼が、たまたまその刑務所脱獄の手伝いで、たまたま成功報酬が1万ドル。

    依頼があって報酬が手に入る。

    それ以上でも以下でもない。

    🔫

    ブロロロロ… …

    65年式マスタング・コブラの腐りかけたエンジン音が響き渡る。

    こんなロートル車をレストアもせずに走らせているのは、世界広しと言えど、ここベネズエラだけだろう。

    「グロリア、そろそろ着くぞ。準備はOKか?」

    僕はハンドルを握りながら訪ねた。

    「女は準備に時間が掛かるって学校で教わらなかった?」

    「生憎と給料以上の事を教えてくれる恩師には巡り会えなくてね」

    「なら覚えときな。女は出かける前に魂の洗濯を済ますのさ」

    「OK。ヒッチハイクしている神父を探してみよう」

    シュッとZIPPOのフリント・ホイール音が後部座席から聞こえたので、彼女が本日数十本目の煙草に火を点けたのだと解った。

    洗濯どころか真っ黒になりそうだと思ったが、口に出すほど僕は愚かじゃない。

    🔫

    今回、グロリアが受けてきた依頼は、至極簡単な物だった。
    『ある人物』をサン・アントニオ・プリズンから連れ出す。

    それだけだ。

    連れ出すと言っても正式な書面に基づいた物ではない。

    後部座席に、これでもかと積まれた銃器の類が、連れ出す方法のヤバさを物語っている。

    「何だよアッキー。ニヤけて何考えてるんだい?」

    「何だと思う? 聞いて驚くなよ。晩御飯の事さ」

    マスタング・コブラのエンジン音が、バスッ、バスッと嫌な音をたて始めた頃、前方に楽園(エデン)が見えてきた。

    「準備は良いかいアッキー。派手に行こうぜ!」

    カシャリとAK-47にカートリッジを差し込む音が聞こえる。

    洗濯を終わらせた後部座席の悪魔に比べたら、今からやり合う相手など子鬼のようなものだ。
    ゴブリンがサタンに勝てた話など、終ぞ聞いた事がない。

    僕は振り向かずにサムズアップを決め、アクセルを踏み抜いた。

    刑務所のゲートは多少風通しが良くなるけれど、

    あとでピザでも届けておけば、お偉いさんも納得してくれるだろう。
  • そっと『Cigar-Kiss』の、続きがw

    ほんとうに書いていたとは、流石すぎる。
    しかも、アメリカンマシマシで。

    真理亜からグロリアまでの人生に、なにがあった(笑)
  • そこらあたりは、中盤に回想編でも入れてアッキーとグロリア両方の経緯を回収すれば事足りるかなと。あまり長々と回想したらダレる気がするので(笑)
    という事で15センチコンの野砲執筆頑張ってください!
  • 過酷な人生であったことだけは想像できるw


    ヤホウ……? 

    そんなのしらないっ。
  • 言い方が悪かったですね。
    野砲では無く、ガールズ&フィールドガーデンです。
    応援しています。
    戦闘服を着た『のうりん』みたいな感じでしょうか(*^^*)
  • フィールドガーデン(笑)

    でも、真面目にやるとフィールドガンよりうけそう感。
    すんごく時代に合っている。

    さすがだぜ、さつきまる!
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