ちょっと実験的な企画です。書き下ろし前提なので人がどれだけ集まるかも未知数で、ちょっと不安になってます。
企画ページの方でも書いたのですが、シチュエーション大喜利という呼称は正しいのでしょうか、これは。どちらかというとテンプレ大喜利という方が正しいような?
そう、テンプレです。この企画のお題はわたしの中でテンプレだと思っている設定だったりキャラクター、シチュエーションを基に考案しています。たぶん。全部が全部そうなってるかというと微妙なところで、数合わせのために適当なものも交ぜてるので。
テンプレっていうのは本来、作劇として有効であればこそ広く用いられるものだと思っています。それが有効に機能しないとすればそれは、書き手が表面的な部分に捉われて本質的な部分を見失っているからでしょう。シチュ萌えとか属性萌えというレベルで思考が停止してしまうとこうなりがちです。そうなると、テンプレというのは容易にクリシェに堕してしまう。テンプレっていうのは表層をなぞるだけではなく、その本質を理解して、新しい発想を加えていく必要があると思います。つまるところセンス・オブ・ワンダーがほしい。だからこその大喜利ですよ。
偉そうなことを書きましたが、この企画では、書き手のみなさんにそうしたテンプレの使い方を再確認してもらうという意図があったりします。ありふれたシチュエーションにどう新鮮味を持たせるかという発想を問うお題もありますし、こういう発想から考えれば効果的な表現ができるのではないかと提案するようなお題もあります。特に最後のお題は完全な趣味です。こういう描写がもっと増えてほしいという願望ですね。もちろん、読み手の方も含めて楽しんでもらうことが第一義なのですが、何らかの形で創作のヒントになればなあ、と。
最後に、質問などありましたら、こちらにどうぞ。