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「魔王の挑発、勇者の屈託」投稿

およそ1ヵ月ぶりでしょうか、戸松です。

事前に告知していた通り、ゆるプロット交換会という企画用の作品を投稿しました。
企画について改めて説明すると、あらかじめ主催の方やほかの参加者の方から簡単なプロットをいただき、それを元に作品を書くという企画になります。

たとえば前作「勇者の栄光、魔王の祝福」は、

登場人物1
・中年の男
登場人物2
・子どもの人外
ジャンル
・異世界
あらすじ
「一度武器を捨てた男」が「もう一度立ち上がる」話

というプロットが元になっています。

前作「勇者の栄光、魔王の祝福」は主催の方の用意したプロットに沿って書く「挑戦部門」に、今作「魔王の挑発、勇者の屈託」は他の参加者の方が用意したプロットに沿って書く「交換部門」にそれぞれ参加しています。

タイトルから察しが付くでしょうが、この両作は連作となっており、前作は魔王視点、今作は勇者視点の話となっています。

また妙にひねったことをやってるわけですね。とはいえ、やれそうだからやったわけです。というのも、今作の方のプロットは、

登場人物1
・中年の男
登場人物2
・子どもの人外
ジャンル
・異世界
あらすじ
「おちぶれ勇者」が「偶然拾った人外の子を子育てする」話

であり、登場人物が2人とも挑戦部門のプロットと同じ属性を有しているわけです。それに「おちぶれ勇者」と「一度武器を捨てた男」も同じ人物を指す表現でもおかしくありません。

そんなわけで基本的な設定を考え、それぞれ魔王と勇者の視点から物語る連作にしようと思いついたのです。それぞれが補完し合う内容にしよう、と。それでいて、両作で噛み合わない部分、解釈が分かれる部分も残そうと画策していました。

最初の時点ではどっちにどっちの話を出すか決まっていなくて二転三転したりしたのですけど、文字数条件の違いから現行の形となりました。

どちらが先に読まれても、あるいはどちらかだけが読まれても成立するように構築するのが大変で、ここはけっきょく迷いながらの提出となりました。

ひとつ、過去の自分に言っておきたいのは、ただでさえ企画としての制約がある中、余計な制約を増やそうとするなということです。いや、本当に。こういう無茶なアイディアをこねくり回すのは好きなんですけど、締め切りというものがある以上程々にしないといけません。

企画に関して詳しくはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927860507898558

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