嘘つきかほら吹きか詐欺師か?

執筆とほぼ無関係です。

さて、LINEの「教えてばりぐっどくん」がAI“Chat GPT” で質問に答えるとのことで、試してみました。

ですが、まあ酷いのなんの。嘘デタラメの博覧会。これを使って学校の宿題等やったら赤点間違いありません。今のところは。

例を上げます。

「Q:朱鷺の生息地について。
A:現在の主な朱鷺の生息地は、以下のとおりです。

- 日本:静岡県の駿河湾、愛知県の知多半島・江南市・常滑市、滋賀県の琵琶湖、岡山県の美作市、高知県の南国市
- 中国:山東省、江蘇省、浙江省、広東省、台湾
- アジア東部:北朝鮮、韓国、ロシア

しかし、朱鷺の数は現在でも減少傾向にあり、保護されている種の一つとされています。」

こらあ!朱鷺はまだ分散飼育の段階じゃないのかい!飼育施設は多摩動物園以外全部日本海側だし、おかしいぞ!

このAI、知らないことでも平気で事実と違うことを答えるので要注意です。でたらめをもっともらしく、活字で堂々と表現されるとつい信じたくなりますが、騙されてはいけません。

もうひとつ。「お絵描きばりぐっどくん」というAIもシュールな絵を描きます。下の絵に出したお題は「切腹」。予想斜め上になりました。ナゼにSFチックなクリーチャーに?

2件のコメント

  • 執筆お疲れ様です。

    ChatGPTは(今のところ?)2019年問題という奴を抱えており、2020年以降のテキストは読み込んでいないので、「現在」に関する問いを受けると作文する傾向があるようです。

    そもそも「考えて」答えているわけではないので、AIにとっては同じことをやっているつもりなのでしょう。持っているデータからそれらしいパターンを抽出して答えを生成する。

    ちなみに「Bing」はWeb検索の結果と総合して回答を生成するそうです。「朱鷺の生息地」とぶつけてみたら、下記の回答が出ました。

    --Bingの答え--

    朱鷺(トキ)は、ペリカン目トキ科トキ属に分類される鳥類で、日本では絶滅危惧種に指定されています1。朱鷺の生息地は、かつては日本や中国、朝鮮半島などに広がっていましたが、現在では日本では佐渡島が唯一の生息地となっています2。佐渡島では、トキの保護増殖事業が行われており、トキの飼育繁殖や放鳥に向けた順化訓練などが行われています23。

    詳細情報:
    1. ja.wikipedia.org
    2. env.go.jp
    3. island-rentacar.com
  • 超時空伝説研究所 先生 こんにちは。

    なるほど。不正確ですがBingの方がずっとマシですね。

    ChatGPTの方は過去の情報もわかってないことでも平気で嘘を言うので当てになりません。

    首取り足立のフルネーム(正確はいちおう足立六兵衛)を聞いたら足立又之助(誰やねん!)と答えるし、足立六兵衛の父親の名前(不明)を聞けば、足立平右衛門(誰それ?)と答えます。

    少なくとも現在のChatGPTはウソを吐くことのできるプログラム。しかも嘘をホントだと思って話すまるで虚言症のようにタチが悪い存在に思えますねえ。


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