♪ かんかんのう きゅうれんす きゅわきゅうできゅ さんしょならえ さあ いほう しーかんさん ぴんびん たいたい やんろ めんこが くわくで きゅうれんそ ♪
本文でチラッと触れましたが死人を踊らせて金をせびる場面が有名な古典落語『らくだ』にでてくる俗謡の『かんかんのう』。中国の恋歌が不完全な耳コピの結果、歌詞の意味不明なナンセンスソングとして幕末期に流行ったそうです。坂本龍馬や高杉晋作も歌ってたかもしれません。
歌詞は地方や流儀によって色々バリエーションがあるようですが、今回紹介したのは映画『寝ずの番』で歌われたもの。『らくだ』を演らせたら名人の師匠(長門裕之)の通夜で弟子たち(中井貴一や岸部一徳など)が敬愛する師匠の遺体で芸のためと称して実際に死人踊りをさせる場面のシュールさが衝撃的でした。
今回の『やり直し』では死人ではありません。さすがに死体で遊ぶというのは抵抗がありますので。それで泥酔かつ失神中の長井豊後守の身体を使い大暴れします。老人虐待?いいんです。この人は本当の悪人ですから。
実はロシアの演劇にも『らくだ』に相当するのがありまして、『№13. Реж. Владимир Машков. Спектакль МХАТ им. Чехова.2003.』で検索すると出てきます。
ホテルで愛人と密会中の政治家?がその部屋で見ず知らずの男が事故で死んだ(と思い込んだ)ので、それを隠蔽するためにあれやこれや小細工するのですが、ホテルのボーイが来たときにやむなく愛人や部下?と協力して死体(ホントは死んでいない)を音楽に合わせてすごく上手に踊らせます。某大手動画配信サイトでは41:13くらいからその踊りが見られます。
死体もどき役の役者さんの脱力しきった柔らかい演技がもう最高!それもそのはず、知人のロシア人によるとロシア演劇では「アクション監督」みたいな立場の柔らかい動きや演技の指導監修専門の「プラスティーク・ディレクター」という職種の方がいるのだそうです。納得。
今回の『やり直し』は古典落語『らくだ』、ロシア演劇に加えて、21世紀日本のプロレスが産んだありえないような二人のレスラーに強く影響されてできました。
一人目は『ヨシヒコ』DDTプロレスリング所属の身長120センチ体重400グラムのプロレスラー!ということになっているラブ・ドール。誰だ!こんなアホくさく面白いこと考えた奴は!責任者出て来い!彼の試合も幾つか某大手動画配信サイトで見られます。対戦相手はすごくハードな闘いが求められます。飯伏幸太選手、すごいです。
二人目は『透明人間』。もうなんか、プロレスってここまで進化してしまったんですね。不況下でギャラ要らないレスラーはありがたいとは思います。しかしながら、一人相撲ならぬ一人プロレス。これも試合が成立するにはすごく表現力が求められます。男色ディーノ選手、本当によくやるわ〜!
本作では設定で隠形の術によってステルス化できる幻庵宗哲さまと西村新九郎(ヤング斎藤道三)くんを黒子として召喚してサブロウさまやカズマと闘ってもらいました。
ということで『土岐の殿さまのやりなおし 〜明るい家族計画と国盛り物語』更新しました。
「第24話 しゅごいぜ、サブロウさま!その2」
https://kakuyomu.jp/works/16817139557665600946/episodes/16817330655733990544お楽しみいただけたのならば幸いです。
ではでは
m(_ _)m