どうも。海です。
タイトルの通りです。
最近縁あっていくつか皆様の小説を読ませていただいている中で、少し気になったことがあったので、こうして残業後の満員電車に揺られながら、ちゃっちゃと文字を打っています。
正直これからここに書こうとしていることは、「知ってるよ! 当たり前でしょ?」と仰られることばかりだとは思いますが、「少しでも知らなかった〜!」や「役に立った〜!」があれば幸いです。
ただ、知っててこだわりを待ってそう書かれている方もいらっしゃるかとは思いますので、そんな方は「へー」ぐらいで、復習程度に、読み飛ばしていただければと思います。
さて、さっそく本題なんですが、今回気になった事と言うのは、『小説を書く上での基本ルール』についてです。
ぶっちゃけそんなこと気にしなくても小説は書けるわけで、別に無視しても全く問題ないですけども。
ただ、中にはプロの小説家を目指しておられる方もいらっしゃるかと思います。
そんな中で、自分のように出版社が公募している新人賞に挑戦されている方も中にはいらっしゃるかなーとは思うのですが、結構な方がこの『小説を書く上での基本ルール』ができていないことで、読まれることなく落とされてしまう方がいらっしゃるそうです。
以前縁あって編集の方に聞いたところ、具体的な数字は忘れてしまいましたがこれが結構な数あるそうでして。
勿体無い!
実に勿体無い!
せっかく面白い作品を書いたとしても、こんな初歩的なところで落とされるのは本当に勿体無い!
なんてことを偉そうに思うこともあるわけです。
そんなわけで、せっかくなのでその辺りの基本の「キ」ぐらいをここに書き記しておこうと思います。
なんならネットで調べていただいた方が早いかもですが、とりあえず調べるのが面倒くさいと思われた「アナタ」に向けて、ここに書き記しておきます。
【小説の基本ルールの「キ」】
①「…」と「―」について
さっそく皆さん大好き「…」と「―」についてです。一応名称を書いておきますと、「…」が三点リーダーで、「―」がダッシュって名前です。
そんな「…」と「―」ですが、好きなだけ使っていいというワケではありません。実はどちらも偶数個使うといったルールが存在します。
ちょっと長い沈黙だから「…」三つぐらいかナァとしたい気持ちは痛い程分かりますが、偶数個にしましょう。我慢です! 偶数です!
後は「…」を使う時は「・(中黒)」を三つ一セットにするのではなく「…」が無難とされていますが、好みや意識して使われている方は無視してください。
ただ、新人賞に出す場合は「…」を偶数個使う方が無難なのではないかナァとは思っています。
【例】
◯
― ―吾輩が猫だって……?
✖️
― ― ―吾輩が猫だって…?
―吾輩が猫だって・・・?
②「!」と「?」について
こちらも皆さん大好きなお二つですね。少なくとも海は大好きです。そんな話はさておき、実はこちらにも使い方にルールがあったりします。
「もしかしてこれも偶数個ってこと……?」なんて思われたアナタ。安心してください。こちらは奇数でも問題ありません。ただ、別のルールがあります。
それが「!」と「?」の後に文字や文章が続く場合は全角スペースを入れること。半角じゃなくて全角です。
どう言うこと? って思われたアナタ。この文章が答えです。
つまり「〜! 〜?」とする必要があると言うことです。ちなみに最後が「!」か「?」で終わる場合は全角スペースを入れる必要がないので気をつけてくださいね。「」の終わりだったとしても同様です。ややこしいですね。
余談ですが「!!」や「!?」は新人賞に出す時は「‼︎」や「⁉︎」が無難だと聞いたことがあります。なので、自分はそうしていますが、実際は……ちょっと分かんないです。すみません。
〜ここからは正直好みのお話〜
③行頭について
行頭とは読んで字の如く、行の最初の文字のことです。
これ、ネット小説だと皆さん詰めてるかと思いますが、公募の新人賞においてはNGだったりします。
新人賞に出す時は、改行したら一文字開ける! を意識してみてもいいかもしれませんね。
分かりやすいように例を書いておきますね。
【例】
◯
吾輩は猫である。
✖️
吾輩は猫である。
④数字について
これこそ別にどっちでもってお話ですね。
基本的に小説内では漢数字が無難と言われています。ですが、ここはネットの世界。実際漢数字よりアラビア数字の方が分かりやすいんですよね……。
なので、個人的には好みだと考えておりますが、新人賞に出す時は漢数字が無難かもしれないなあと思ったので一応書き記しておきました。
⑤「」について
こちらは少し③の行頭の話しと繋がるのですが、「」についてです。
「」はセリフに使われることが多いですね。
では質問です。「」を使う時は行頭を開けた方がいいでしょうか?
答えは『開けなくてもいい』です。
ですが、大正とか昭和初期の小説を読んでいると、時々一文字開けている作品があるため、個人的には好みの範囲なのかナァと考えていたりします。
ただ、新人賞に出す時は一文字開かない方が無難なんじゃないかとは思っています。
後は「」の中にもう一度「」を使いたい時は区別する意味合いもあって『』を使うのが無難と言われたことがあるので、もし使う機会があれば意識してみてもいいかもしれませんね。
さて、他にも挙げれば色々あるのですが、とりあえずここまでです。
これを気をつけるだけで結構見栄えが変わるのではないかナァと思います。
せっかく面白いのだから、もし上に挙げた例が原因で新人賞を落とされたのだとしたら、本当に勿体無いナァと思い書いてみました。
ただの自己満です。
ちなみにこれはどうなんですか? とかがあれば答えられる範囲で答えます。ただ、自分も「ど」がつく素人です。
一番は自由に、「アナタ」が思うように物語を綴るのが大切だと自分は考えています。
なので、これはただの自己満で、ただのお節介です。
どうかこれからも「アナタ」が綴る物語を読ませてください。
これは、わがままです。
ではでは。海でした〜。