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『salt in the sugar』のあとがきのようなもの【公開停止中】

どうも。海です。

タイトルの通り、『salt in the sugar』のあとがきのようなものを書こうかなと思います。

こちらも『Another day comes』同様に2024年6月15日(土)までの期間限定公開となります。

本作は人生で二作目になります。
人生二作目にこれを主題にするんだ……と思われた「アナタ」もいるかと思います。
自分もそう思います。

当時この作品を書き上げるにあたり、色々な書籍を読み漁ったせいで、提出がギリギリになって怒られた記憶があります。

それでも、個人的にはこれを書くに当たって、自分は案外こんなことを考えているんだナァと自覚するきっかけになった作品でした。

正直読んでいてあまり気持ちのいい作品ではなかったんじゃないかなと思います。
それでも、こうして読んでくださったアナタに最大限の感謝を。

タイトル、『salt in the sugar』は直訳すると「砂糖の中の塩」となるわけですが、これは真理が、真実をイジメから救い、二人の生活を勝ち取ったことに対する甘さの中に、それでも本当の想いを伝えられないもどかしさ、塩辛さがあるよねという真理目線が一つ。
もう一つは砂糖と塩ってぱっと見似てるから、砂糖の中に塩があっても気が付かないよね、といった真実目線の意味を込めてこのタイトルにした記憶があります。

余談ですが、カクヨムに投稿した際、『sugar in the salt』となっておりましたが、これは完全に自分のコピペミスです。申し訳ありませんでした。

ちなみに、実はこの作品を掲載するにあたり、『【書架】静と動』という自主企画に参加させていただきました。
『Another day comes』を未来へ歩き出した物語として「動」とし、
『salt in the sugar』は未来へ踏み出したけれど、それでも歩き出すことができないがんじがらめな気持ちとして、「静」とさせていただきました。
本当にささやかな裏話ですが、なるほどナァなんて思いながら楽しんでいただけますと幸いです。

さて、この作品については次の話を最後にしたいと思います。
『Another day comes』から、しれっと禁煙に成功した桜がゲスト出演しています。
これは桜が未来に向けてしっかりと歩み始めてるんだよというのを、どうしても書きたかったという自分のわがままです。
ちなみに『銀色の残響』に出てきた喫茶店は、真理のお父さんが経営しているお店だったりします。
桜は大学在学中、ここでバイトしてるんですね。ちなみに桜が黒髪になったのは気分です。おそらくしっくり来なかったみたいな理由でまた金色に戻してます。
桜はそんな子です。そんな子なんです。
時系列的には『Another day comes』⇒『銀色の残響』⇒『salt in the sugar』だったりします。どうでもいいですネ。

特定の作品を除き、基本的に自分の作品は時代や場所関係なく地続きなので、よくよく読んでいると「おや?」となることがあるかもしれません。
ですので、もしよろしければどの作品とつながっているのだろうと考えながら読んでいただけると幸いです。

ちなみに完全分離している作品は受容ないと思いますが書いておきます。
『水槽姫』
『選ばれなかった人』
『教室之夢』
『泡沫』
『木一堂とあたしの或る日』
『たちあおい』
『マダ』
〈2024年6月2日現在〉

さて、『salt in the sugar』をもう読んでくれた「アナタ」も、これから読んでくださる「アナタ」も。
この作品を愛してくれるのなら、作者の私はもちろん、真理と真実、それから桜もきっと喜んでくれると思います。

これからもどうぞよろしく。



作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16818093078199454630

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