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不倫小説の裏表紙かんがえてみた

二つの長編物語が文庫で出たときの裏表紙を考えてみました。こんなストーリが成立したらいいな。

⭐︎ユークトバニアの英雄(本編)
「我々は、存在しない神の奴隷じゃない。」
およそ100年前、ひとりの若い男が労働組合のみすぼらしい教壇の前でそう言い放った。それは田舎出身の凡庸な青年が、この世の全てを掴んだ瞬間だった。彼をとり囲む民衆たちはすでに信仰に疲れ果てていた。「神は死んだ。もう掟などない。」その言葉は、果てしない労働に疲れきった民衆たちを熱狂させた。それが神の存在を認めない、新たな邪神の誕生であるとも知らずに。

共産主義の本質を描いた、長編フィクション小説。

⭐︎昼下がりの休憩
2月の都内、冷たい空気に煽られながら歩道橋の下で人を待つ女がいた。ブロンドの前髪から垣間見える瞳には自然のアイラインも流れている。彼女が自由を許されるのは、旦那のいない平日の昼間だけ。その自由を一緒に享受できる男を待っていたのだ。彼はまだ若くて優しい人。しかし、女はまだ彼の日常を知らなかった。

国内で暗躍するスパイを描いた、利害と愛情の物語。

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