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【作品紹介】『名もなきオブジェの呟き』(柊圭介さん作)

作品紹介・感想エッセイ『迷える子羊の読書録』を更新しました。
今回、エッセイで初めて現代ドラマを取り上げました。カクヨムコンテスト10【短編】応募作の短編アンソロジー『名もなきオブジェの呟き』(柊圭介さん作)の紹介です。

作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16818093088970376893

紹介記事:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/16818093090796721054

【粗筋】
主人公は、パリの蚤の市(ブロカント)に並べられている古道具――売れない画家が使い古したイーゼル、恋をしたから使う人を選ぶコーヒーミル、作家に使い込まれた書斎机、額にひびの入ったフランス人形、蚤の市に出店するのはこれで最後になる店の懐中時計。それぞれの歴史を背景に道具たちが思い思いに呟きだす。

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この作品のブロカントで売り出された物は、第3話の書斎机とエピローグの懐中時計以外、あまり金銭的な価値はなさそうですが、どれも使ってきた人の思い――人との出会いと別れ、人情の機微、悲しい記憶などなど――が詰まっています。その思いが道具に命を吹き込み、彼らは呟き始めます。今度、蚤の市に行った時には道具の呟きが聞こえてきそうです。

第1話からエピローグの中では、書斎机のエピソードだけ異例かもしれません。何故そう思ったかは、記事の最後のネタバレコーナーに書いていますので、本作品を読了済みの方はどうぞご覧ください。

私のレビューはこちら:
https://kakuyomu.jp/works/16818093088970376893/reviews/16818093090589398861

作者の柊さんは、他にも『二十年のち』でもカクヨムコンテスト【短編】に応募されています。今も現実世界で起きている侵略、大量虐殺、民族浄化を連想させ、人間の愚かさを露わにしています。

『二十年のち』
https://kakuyomu.jp/works/16818093077200581627

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私の近況ノートでもご紹介してきましたが、宵さんがカクヨムコン10応募作品の応援リストを更新されました。

宵さんの近況ノート【12月22日現在】カクヨム10応援作品リスト(2024/12/22)
https://kakuyomu.jp/users/xiaoye0104/news/16818093090784308836

拙作『傀儡妃は幼馴染みの王太子をひたすら愛する』も引き続き、紹介してくださっています。ありがとうございます!

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その『傀儡妃は幼馴染みの王太子をひたすら愛する』は、今まで毎日更新を続けてきましたが(1度0時を過ぎてしまいましたが)、来週から水土日の週3回更新にします。実は続きの執筆がままならず、このままでは今月中にストックがなくなりそうで、やむを得ずそうすることにしました。

それから年末年始もその予定で投稿を予約しておきますが、28日から2日まで留守にしますので、コメントへの返信やヨム活動が遅れがちになるかと思います。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

それと、カクヨムコン10には応募していないのですが、完結済の『素直になればよかった』を公開したまま改稿中するために、一旦連載中に戻しています。ただ修正するだけなら完結済のままにしておいてもよかったのですが、エピソードを挿入しているので、どうしても連載中に戻す必要がありました。そういう関係で完結通知が2月初めまでにフォロワーの皆様にいくかと思いますが、新たに完結した物語ではありません。混乱を招くようなことになってすみません。

正直言えば、完結通知がフォロワーにいくようにした改修は、お節介だなとちょっと迷惑に感じています。私は番外編を書くのが好きなので、一旦完結にしてもまた連載中に戻して番外編を投稿したりしてました。フォロワーさんを余計な通知でわずらわせたくないのに……と思いました。

『素直になればよかった』
https://kakuyomu.jp/works/16817330655703052283

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