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「心優しき狂戦士」完結祝いと作者の感想

 と、いうことでついに拙作「心優しき狂戦士」が完結しましたイェイ!

 Twitterでは何度か言っていましたが、途中途中何度も筆が止まって『ああこれは毎日更新無理だ』なんて思っていたものです。
 ですが、なんとか毎日更新で完結にまで持ち込めました……やりとげたぞ。

 さて、ではあとがきでも少し書いていましたが、まず作者側の感想でも話しましょうかね。

 ……いやぁ、書いてて死ぬほど楽しかったですね!

 特にメンバー四人の会話!
 蒼天の四翼全員が喋っているシーンを書くのが楽しくて楽しくてしょうがありませんでしたね。

 ……あれ? これ本当に冒険ファンタジー?
 日常系でも書いた方がいいんじゃないですか? と思ったり思わなかったり……

 まあしかし、最後のクライマックスの戦闘シーンも、個人的には盛り上がってかなり楽しかったので一応いいんじゃないかなぁ、とも思ったり。

 そしてそんな私の感じている楽しさを、皆さんにも感じさせることができていたら、作者としては冥利に尽きるのですが……どうでしょうかね😇

 もともとはPV目的でテンプレにテンプレを重ねた作品を書く予定だったのですが、いつの間にかテンプレとは言えなくなっていましたね……

 追放モノ、というテンプレを上手く扱えなかったなぁという感じですね。
 構想からして、主人公側に否のある追放、ということでツボは抑えられていない感じがありました。
 追放した後、最後の方で颯爽と助けに入るセイズもそうですしね。
 ちゃんとざまぁする予定だったのですが……私の性格上、どうもざまぁは性に合わないのですよね。
 結果的にざまぁなんかねぇようるせぇよハピエンこそが正義みたいな感じになってしまいました。

 もう追放モノは書かないほうがいいかもしれませんね……

 さて、そんなこんなで見返してみると改善点も多く、色々と拙い作品だったなぁとは思います。

 序盤は「望まぬ力を得た優しい狂戦士」という多少独特な設定はあるものの、見せたい『仲間同士の絆、楽しそうな会話。外付けの能力であるギフトとは何か』といった部分がなく、見どころさんが不在だったような気がします。
 途中のダンジョン内でデイスさんがミレイルさんに狂化を見られるシーンも、もう少しカタルシスを強くしても良かった気がします。

 ……とは言っても、それらの問題点は一つのシーンの大幅な変更や世界設定の変更になってしまいますので、現在投稿している作品をそうすることはないと思いますがね。

 それと、特に世界設定については無限に悩んでいます。中世、近世、う◯こポイ捨て、布は貴重、近世には既に銃器が……正解はいずこ?
 そもそも、自分が近世、といいつつ中世を混ぜていたせいで私が混乱していました。
 私はアホですか?

 ……まあともかく、中近世、特に中世は文化レベルが低く、全体的に原始的です。
 そんな中で、本作のような現代的な……言ってしまえば、高尚な悩みを描くのは間違いだったような気もします。
 近世中期〜後期ともなればいけるかもしれませんが、どこか中世に寄せてしまっていたので、完全に失敗でしたね。

 先人に習って『古代技術や、特殊素材とそれに付属する技術によって技術レベル自体は近代以上であるが、システムそのものや建築様式などは中世、近世がモチーフ』といった具合にした方がよかったかもしれません。
 世界観としてはFF7とかがこれに該当するんでしょうか。
 ついでにISEKAI CREATORSというクリエイターの世界観構築や、RPGツクールでゲームを作る際に使える素材を無料配布しているサイトがあるんですよね。
 それでそこの世界観が、前述したような近代技術あり近世な感じなので、アレをモチーフにするのが楽な気がしますね。

 ……史実や現実の話を調べていると、世界設定がだんだんとそちらに引っ張られて結局自分の書きたいものや書けるものから遠ざかっていく、ということがよくあるんですよね。

 中世と近世がごちゃまぜになっていたり、ところどころオリジナル素材で解決している割には現実的な部分があったり、そういうのは大体これのせいです。

 それに、現実や史実に寄せれば寄せるほど、それらを無視するよりずっと有識者の方からすれば気になる世界設定になってしまいますし、そもそも初めから前述したISEKAI CREATORSのような幻想的で現実に寄せない世界観、世界設定を構築したほうがいいような気がしています。

 ……次作のファンタジーの世界設定はISEKAI CREATORSをもとに構築しましょう、ウン。
 純粋にあそこの世界観は私も好きですしね。
 そこでは転生者や、それに類する虚空のうんたら、みたいな設定があるので、それらは私の作りたい物語の邪魔になる気がしますし、なくてもあの世界観は成り立つ気がするのでなくすとは思いますが……

 ……いや、それにしてもほんとに拙い作品ですよ。
 だってレイラルって最初「ラグナルさん」って読んでたのにシーンチェンジしたら「デイスさん」って読んでたんですぜ?(一応これは既に修正済みです!)
 お前その短時間でいきなり親しくなったんか?

 それにしても、これ本当に悩んでるんですがどうしたら治るんでしょうか……推敲もそこそこはしてると思うのですがねぇ。
 基本後から「これだとおかしいから、こうしよう」とした「こうしよう」の部分で起きているんですよね。
 これはおそらく「理論的には変更後がいいと認識している」のですが「私の感覚と思考は変更前で認識している」という現象が起きている気がします。

 うーん、質問箱開いてる人にでも質問してみようかしら。

 昔自分が読者だったころ、漫画や小説でそういうのを見かけたときに「そうはならんやろwww」なんて思っていましたが、もうほんとにバカにできませんね……
 書けば書くほど、心のどこかではバカにしていたなろう小説も、結局凡人が初めて書くならそんなモンだと思うようになりました。
 とは言っても、それは表には出しませんでしたし、そういったことって、大抵自分が知らないだけで、色んな苦労が裏に隠れているものですから、そこまでバカにしていたわけではないのですが。
 でも、経験が伴わないうちはそういった思考になってしまうので、昔はそう思っていたという話ですね。

 しかし、そういった粗製乱造のようななろう小説を私は今でもそれらを「面白くない」とは思いますし、そう言いますが「自分でも書ける」、「こんなの書くなんて」とは口が裂けても言えませんね。
 そもそも、私の作品も「粗製乱造」に該当するかもしれませんからね。

 さて、そんなこんなでまだまだ実力不足を痛感する日々ですが、もっともっと皆さんを私が楽しんでいる物語に巻き込める(語弊)ようになりたいなと思っております!

 それではまた〜

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