どーも、ソースケです。
『玄冬記』の最新話を更新しました。
隣国の話。
西隣の共和国に関しては『おまかね』でも特に話は出てきてはいませんでしたが、国内の動乱を描く上で流石に必要だと思い直した結果、生まれたのが蔡嘴というキャラ。
剛皇帝とも呼ばれる、豪胆な大統領です。
王国に対しては友好的な感じですが、それも自国の利益の為。
サイコパスチックなキャラに仕上がればいいなと思っています。
隣国の話ですが、南は魔王軍が跋扈しているため、実質的に北、西、東の三ヶ国しかありません。
西に共和国、東に連邦国、北には首長国があります。
地形的に王国は山に囲まれており、海はありません。
どの国とも交易は結んでいますが、最も盛んなのはやはり共和国です。
共和国へ抜ける交易路は山越えの必要がなく、裾野の比較的なだらかな道のりだからです。
裏を返せば、大規模な軍隊も行軍可能。
だからこそ、蔡嘴は王国陥落を恐れているのです。
それに対して北側、東側は険しい山に阻まれている為、それほど交易も盛んと言う訳ではありません。
また、首長国とは宗教上、連邦国とは種族間からくる嫌悪が理由で、決して友好的とは言い難い状況です。
まぁその話はおいおい出てくると思います。
『おまかね』とは違い、国の話なのでスケールをある程度大きく見せないとと思い、隣国との話もプロットに追加しました。
元々は内乱の話だから要らないかなとも思ったのですが、内乱起きてる国をその隣国が放っておく訳ないよなって事です。
侵略を目的に攻め込む国もあれば、支援を申し出る友好国も出てくるはず。
共和国は正直、そちらでもありません。
自国の利益を追求するタイプの蔡嘴は、侵略した場合に出る戦死者数とそれによる経済的ダメージに対して、王国を手中に収めた場合の利益を天秤にかける筈です。
混乱状態の王国を攻め落とす事は共和国にとっては容易いでしょうが、その後の統治、そして何より魔王軍との戦闘を考えると、王国が存続する事が共和国にとっては利益となる筈。
だからこそ王国へ赴き、新王ヴィルと摂政アブトマットに会おうとしている訳です。
さて、来週の月曜は新たな小説を公開します。
現代ドラマなので好き嫌いは別れると思いますが、良かったら読んでみてください。
では、また次回。