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百花繚札(ヒャッカリョウサツ)*花札物語<あらすじ>

この春に公立名門*櫻崎(サクラザキ)女子高校へ入学して通っている一年生の荒須賀繚花(アラスカ リョウカ)は、ある家紋が刻印された花札の御守りを花札部の部室前廊下に落としてしまう。そのことがきっかけで、あらぬ誤解を受けた花札部は廃部寸前に陥る。その折、自身が暴力団*荒須賀会の御令嬢であることを所属していた風紀委員会でカミングアウトする。そしてケジメとして学校側に退学届を提出した。そんな中、話を聞いた丞番長子(スケバン ナガコ)副理事長は、ある賭けごとを繚花に吹っ掛ける。それは、花札部を春季の地区予選から夏季の地方大会へ導き、府代表になって秋季に開催される全国大会"花札甲子園"に出場して本選制覇すること。それを達成すれば、廃部を取り消す。ただし、敗退すれば即廃部。長考の末に理事長の賭けに乗る繚花。果たして繚花は、櫻崎女子花札部を"紅子園"へ導き、全国制覇できるのか?今宵、花札女史が百花繚乱する。地区予選初戦の相手は、花札四天王の一角*名門私立烏丸女学院高等部花札同好会。のちに"櫻崎の変"と呼ばれる歴史的一戦になるとは、このとき誰も知る由もなかった。次回!激戦の再来、十年前の死闘<ライバル>。

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