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またしてもイチャつく狐

竜胆「最近兄さんが惚気まくってて兄貴の惚気を見させられてなんともいえない感情になってる」
菘「おねえちゃんもいちゃついてるけど」
蕾花「そうだそうだ」
竜胆「いや、兄さんは生涯独身貴族って思ってたから尚更……」


 というわけでいちゃつき蕾花と潤花ちゃん。
 リアルで妖怪と恋愛するのは非常に困難なので(というか現実的に考えれば無理なんだろうが)、常闇之神社で存分にいちゃつきます。

4件のコメント

  •  いちゃつくのも良いんじゃあないですかね。彼女が出来て幸せならば幸せやなぁと思うだけですし。
     というか拙作の九尾シリーズも、当初源吾郎君は独身のままで、長じて甥・姪の子孫(※)を見守るみたいなイメージでしたので。米田さんは読者の方からも人気があったし書いていて「こいつは(主人公が)惚れたな……」となったのでヒロインに昇格した訳ですし。

    ※二番目の兄・誠二郎さんが結婚して子孫を残すという部分は、初期案から変わっていません。玉藻御前の曾孫の中で、最も「人間に近い」彼が結婚するというのも、ある種の皮肉ですね。


    追記:そう言えば椿姫さんとか潤花さんとか急に尻尾の数が増えてますけれど、常闇世界の獣妖怪って、二尾⇒五尾みたいに、一気にドバっと尾が増える事もあるのでしょうか?
  •  リアルで人間不信と恐怖症拗らせて恋愛できない肉体になっているので創作世界で妖怪と恋愛するやでの精神です。
     傍目には「うわ夢主きも」って感じなんだろうけどまあいいかの気持ちですね。
     源吾郎君って当初独身のままだったんだ……。

     人間らしいほうが結婚に有利、みたいな、妖怪としてのハーレムを目指して「いた」源吾郎君にはある意味ショックな現実だったかもしれませんね。


     椿姫ちゃんの場合はヤオロズと相対した際に前世の死の記憶が蘇り、死とその先の混沌とした闇に触れたことで己の本質を掴み覚醒というプロセスですね。
     ぶっちゃけ潤花ちゃんに関しては単に設定変更というだけなんですが、一応は「忌兵隊としての仕事で死に触れる機会があった」ということにしておきます。
     私の世界観では「死の先にある混沌=そのさきの無限の可能性の波」に触れることで己の本質に迫る、みたいな設定は、実は常闇世界に限らず共通して存在します。
  •  創作世界は自由ですもんね。神使蕾花さんも幸せそうで何よりです。
     源吾郎君は当初独身のままでした。というよりも、野望云々を前に、色恋にうつつを抜かしている場合でも無かろう、と思ったので……

     誠二郎さんは中間子(5人兄弟の3人目)です。作中では他の兄弟よりも影が薄いのですが、個性の強い兄弟に挟まれている事もあって、色々とバランスが取れた性格なのかもしれません。源吾郎君とは別方面の要領の良さを持っている感じですかね。
     あと、彼だけ兄弟の中で理系であり、そう言う意味でも毛色が違うみたいです。
     兄らの中で一番人間に近く、年齢もそこそこ離れている(9歳差)なので、源吾郎君も付かず離れずといった感じでした。


     死の先にある混沌でおのれの本質に迫る……ピンチの時に力が覚醒する・妖怪の本性が露わになる描写が多い気がするのはその設定の為だったんですね。
  •  そうですそうです。なので存分にカッコよく描写しますし、自分自身の失敗談を笑い話にする語り手にもなり得るのです。
     たしかに当初のどえらい野望を思えば色恋なんかに時間を割いてる暇もないくらいの鍛錬がいるだろうな……と思いますね。とはいえハーレムを当初謳っていたのでそれこそ紅藤様すら歳上枠のヒロインか? と少し思ったくらいでした。

     確かに研究者の父にライターの娘がいる家系で、源吾郎君自身も文系だったとなるとその中で理系の兄というのはちょっと変わっている気がしますね。
     とはいえ理系になったのも父上の研究者の血筋ゆえか……? と思うようなところもあります。
     芸術家のご兄弟もいらっしゃられた通り、実際絵画とかああいうのって文系的な理解よりも理数的な理詰めの理解の方が上達速度速いって言いますし、そういう意味でも……と思わなくもないです。

     そうですね。この辺は私が読んできた本に「死に瀕した主人公がその窮地の中で起死回生の一手を思いつく」という王道的な熱い展開が多かったことにも由来しています。
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