https://kakuyomu.jp/works/16818093089703115222/episodes/16818093089703130369 自分らしい尖った、暴走族の気概を持った作品です。人肉嗜食、反社会的行為、殺しに暴力などヴァイオレンスな作品となってます。
溟焜の影法師
雷雨の夜、甘い磯の香りがする舌を捩じ込まれ、少年は溟い闇に沈んでいく。
「あなたを待っていたわ」——雷雨の夜、路地裏で突如キスされ、甘い磯の香りを孕んだ舌を捩じ込まれたその夜、臥龍暁人(がりょうあきと)は人間であることを辞めた。
妹が実父とパパ活をしていた。そんな惨状を目の当たりにした暁人に、父は三年前不倫で行方不明になった母さんは花壇の下にいるよ、と意味深に告げる。花壇を掘り返すと、そこには結婚指輪をつけた白骨が出てきた。
全てがどうでも良くなり着の身着のまま家を飛び出した暁人は、路地で深海の底のような不思議な雰囲気の女性に誘われ、路地裏に入っていく。
堕藍藍那(おちあいあいな)と名乗った堕龔(ダゴン)というアヤカシの彼女に誘われ、しかし陰陽師の襲撃に遭遇し追撃を逃れながら暁人はとある総合事務所に辿り着く。
そこで暁人は人を喰らい、闇に生きるアヤカシとしての生き方を学んでいくことになる——。
※反社会的な描写が多数含まれます。苦手な方はご注意ください。