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常闇之神社の設定を改めて考えてみる

★常闇之神社 設定集★

:常闇之神社とは?
 創世の三女神である陽之慧様、常闇様、ステラミラ様の中の次女である常闇様(正確には全員同時に生まれているため姉妹というよりは、異なる力を持つ同一神物)が創造した宗教・神闇道を祀る神社。
 総本社が存在するのは三千世界を漂白する幽世という異世界であり、常闇様はその世界を創造した存在でもある。
 常闇之神社総本社の周辺には泡沫の里という里が存在し、その発展具合は地域によって異なるが、都会的な場所もあれば農村地帯も存在する。全てが和風というわけではなく、アイリッシュパブや西洋風のバーなどもある。
 常闇様を最高神・主神として祀り、神格妖怪である神使たちをそれに仕える神として崇める拝一神教。
 全ての生命は巡り巡った末に常闇の混沌へ還り、生命を生むエネルギーに還元されるという考えを持ち、己の信ずる宇宙観に従って生きる者は、死後その宇宙観へ転生し、それを繰り返し常闇に還るとされる。いわゆる輪廻転生的な思想だが、解脱にあたる部分が「常闇への帰結と、新たな生命を生むエネルギーへの還元」になっている。
 常闇様自身は「ひとは罪を犯せば善行もするし、二元論で切り分けられる存在ではない。混沌とあるのが本来的な生命である」としており、同時に「犯した罪は決して消えないが、償うことでその穢れを雪ぐことはできる」と教え説いている。
 常闇之神社に来るものは非業の死を遂げた者が大半であり、中には自死を選ばず苦悩しながらも生き抜いた者も含まれる。そういった後者の魂は、人生自体が非業であると認識される。幽世に転生する際は神使によって迷いと穢れを斬り祓われ、その人物にゆかりがある姿になって転生する。

:通貨
 常闇様は金銭を好まない。また、常闇之神社に来るものは金銭で苦しんだ者が多いため、そこを汲んで物々交換で取引する。
 働貨という、妖力を込めた札や資材を封入した札で取引したり、手伝いやなんかの対価として物をもらうことが一般的である。
 一働貨百円で、一銭貨一円に換算される。
 物価は非常に安く、現代日本人的な収入があれば豪遊生活を送れるほどである。経済や貨幣価値は常闇様が管理・運用しているが、独裁というわけではなく、分社との連携や企業とのバランスをしっかりとっている。その辺りの調律はステラミラ(攪拌・調律・公平・公正の女神)からアドバイスをもらっているらしい。

:神使
 妖怪たちの中でも神格級と認定された妖怪たち。退魔師等級と神格級は異なる分類であるため、決して全員が全員特等級というわけではないらしい。
 総本社には夢咲蕾花、稲尾燈真、稲尾椿姫、稲尾桜花、稲尾菘、稲尾竜胆、稲尾氷雨、大瀧蓮、大瀧万里恵、大瀧雷疾、大瀧万里亜、大瀧真鶴、尾張光希、尾張秋唯、尾張狐春、稲原穂波、稲原健斗(オタク君)、依澄潤花、稲尾柊、山囃子伊予、夜葉、八十神澪桜(出張中)など、二十名以上が存在する(抜けがあったら申し訳ない)。
 その中でも夢咲蕾花は忌兵隊、稲尾燈真は迅翔隊、稲尾椿姫は蘇桜隊、大瀧蓮は電襲隊、大瀧万里恵は闢処隊という「五隊」と呼ばれる部隊を率いる総長でもある。かつては武闘派神使と言われていた。
 また例外的に東雲嶺慈、闇咲円禍、慈闇、凛といった影法師も現在は所属しており、彼らは愚煉隊という部隊を発足している。

:氏子・社人
 一般的な神道の氏子とは異なり、常闇之神社の氏子は出資する一般人ではなく、俗にいう社員のようなものであり、社人は外部のお手伝いという立ち位置にある(ここが俗にいう世間一般の氏子かもしれない)。
 主に神社の仕事や雑務をこなし、また中には退魔師資格を持つ者は戦闘員として対魍魎・対呪術師(現在は影法師ではなく崑)戦闘に参加する。
 余談だが神使は文字通り一騎当千であり、氏子が千人規模で束になってかかっても敵わない。常闇様の場合はその神使版とも言え、常闇様を敵に回せば「勝つこと」も「死なないこと」もできなくなる。
 基本的に氏子は神社でお勤めをこなすが、戦闘訓練に参加する者や式符作りをするアルバイトなども存在し、その業務は多岐に渡る。
 万年人手不足らしく、里のあちこちにアルバイト募集の張り紙が貼られている。ちなみに働貨の実入は非常にいいらしい。
 社人にも奉公に対するご恩が存在している。

:魍魎
 忌むべき怪物、異形の化け物、人妖の天敵。
 ヒトの負の感情から生まれ落ち、ヒトを喰らう。幽世では他世界が負に沈まぬよう少しずつそれらを受容する役割もあり、慢性的に魍魎が湧く。
 妖力でなければ祓えず、故に妖力を扱える退魔師でしか対処できない。通常兵器が全く効かないわけではないが非常に効率が悪く、最低等級の魍魎でさえ、ロケットランチャーを浴びせなければ祓葬できないほど。

:成長速度
 幽世妖怪の成長速度は独特であり、生まれて半年でおよそ五歳ほどの肉体に形成される。約一年で七歳ほどになり、そこからは非常に緩やかな成長になり、約40歳で人間でいう中学生くらいの肉体年齢になる。
 妖力のコントロールを覚えてしまえば、外見年齢は自由自在に変えられるため、実際は妖怪の外見年齢と実年齢はそこまで関連性はない。



 一般氏子を再掲・続きを書くにあたって設定を見直していました。

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