犯人不在証明論

ミステリーにおいて犯人がいないということはありえない。
どういうことか?
これは話の構造という問題ではなく、現実にも通じるもので「事件の発生」と「犯人の存在」は表裏一体なのである。
よく迷宮入り事件などというものがあるが、だからといって犯人がいないわけではない。いるが、分からないだけなのである。
私はミステリーにおいて不思議なのが「犯人がいない」という構図である。事件は証明できなければ犯人が消えるわけではない。
ミステリーの犯人はこの点について考慮すべきではないのだろうか?

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