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9/17 『カクヨム作品の感想文』を更新しました。

(9月は応援コメント等、反応が遅くなることがあります。そろそろ落ち着くかと思ったのですが、そうならず……すみません。お返事お待ちいただけると幸いです)

 皆さん、こんにちは。
『カクヨム作品の感想文』を更新しましたので、お知らせいたします。私の感想文は読んでも読まなくてもどっちでもいいですが、紹介した作品が少しでも多くの方の目に入るように、こちらでも情報発信しています🍉

〇作品 『白き旗手とスイカの暗号』
 https://kakuyomu.jp/works/16817330659911617413
 
〇作者 鐘古こよみさん

〇ざっくりと内容説明〇
 ニューヨークのオフィスで働いている主人公は、服役中だった兄が亡くなったため、唯一の肉親として遺骨を取りに日本へ行きます。

 遺骨の入った骨壺を受け取り、遺品の入った紙袋を手にタクシーに乗り込んだ彼は、一緒に入っていた一枚の便箋を手に取ります。

 そこには、子どものころに兄との手紙でやり取りをした「シード暗号」が書かれており、主人公はそれを解読することができたのですが、8文字あるうちの5字まで読んで止めてしまうのです。

 兄の残した唯一の言葉を読みたい気持ちがある一方で、彼は兄に恨まれているかもしれないと心のどこかで思っていました。それは兄が服役したのは、自分の犯した過ちのせいだったからです。

 ――そうではない。そんなはずはない……。

 否定しようとする自分がいるのは、在りし日を思い起こすと仲の良い兄弟でだったからでした。

 そこから主人公は兄と過ごした過去を回顧するのですが、何故「俺」の兄は服役することになったのか、そして便箋に書かれた「シード暗号」は、どんな意味を持っていたのかが明らかになっていきます。

 兄と弟の深いつながりのお話です。


〇読んで思ったこと〇
 この作品は、読む人によって感想が変わるのではないかなと思います。
 感動する方もいると思いますし、兄の愛情深さに涙する方もいることでしょう。兄弟の信頼感と言いますか、何にも代えがたい繋がりのようなものに、胸を打たれる方もいると思います。

 私の場合は、兄弟に対する見方を複数持ったために、ちょっと複雑な心境です。
 ここに登場する兄と弟の関係を俯瞰してみると、兄がそこまでして弟(=主人公)のためにしなくても良かったのではないかなと思う一方で、兄の立場に立ってみたら、きっとすごくかわいい弟だったのでしょうし、弟の立場に立ってみたら、何にも代えがたい兄だったんだろうなと思います。

 そう思うと、この結果もやむを得ないのかなとも思うのですが、もやもやもあって……。
 しかしこういう複雑さが、作品の面白さを深めているようにも思いました。

 何というか、この二人の関係は完璧な円のような……そういう他の誰にも入る隙のない、特別なもののような感じがするんですよね……。
 その特別さが良いか悪いかは第三者には分からないんですけど、当人たちにとってはこの上なく代えがたいものだったんじゃないかなと思います。

 何言っているか分からない内容かもしれませんが、きっと読んでいただいたら分かってもらえるのではないかな……と思うので、気になった方は是非読んでみてください。


 私の詳しい感想は『カクヨム作品の感想文』の第19話に掲載しています。(近況ノートと内容が違います)
 お読みになる場合は、下記URLからどうぞ。
「第19話 『白き旗手とスイカの暗号』 鐘古こよみさん」
https://kakuyomu.jp/works/16817330658568551380/episodes/16817330662076364855

5件のコメント

  • 彩霞さん、またもや取り上げてくださって、ありがとうございます!
    素敵なレビューを頂いたお陰で、でたくさんの方が読みにきてくださいました<(_ _)>
    感想文もじっくり読ませていただきます♡
  • 鐘古こよみさん

    コメントありがとうございます。
    読まれたのは鐘古さんの作品が魅力的だったからですよ!
    でも、読む方が増えてくれるのは、紹介者としても嬉しいです(^^)

    こちらこそ、いつも感想文の方も読んでくださりとても嬉しいです(*´˘`*)♡
  • 「いいね」してくださった皆さん、ありがとうございます(ㅅˊᗜˋ)*
  • 彩霞さん、拙作を取り上げていただいたことを、いつものように近況ノートでご報告させていただきましたので、お時間ある時に良かったら覗いてみてくださいませ♡
  • 鐘古こよみさん
    お知らせくださりありがとうございます!
    近況ノートにお伺いしますね(*´˘`*)♡
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