例によって仕事の合間です。
私は在宅ワークだけど、休憩時間はわりと真面目に管理してます。
嫌なのよ、全力出せないのが。あと、お客様に酷い成果物を渡すのが(私はシステムエンジニアです)
さて、連載している『或る少女のサバイバル』ですが。
……読み返してマジきつい。
だって最新話の辺りは、本当に私の中学時代そのまんまだから。
そもそもこの話は、毒親なんて言葉のない時代に、私の虐待体験を説明するために書いたんですよ。
当時は訴えても訴えても「親を悪く言ってはいけないよ」とか「親を許してあげなさい」とか、ひどいのだと「育てて下さったんだから、親の愛を信じなさい」みたいなのとか……。
あのね。親に愛情があったのは、私にも分かるよ。
だけどもさ、人を傷つけるということは、愛する事と同列で起こりうるわけよ。
それに毒親に苦しむ子の多くは、『親を自分よりも愛している』わけ。
この時点で、自分の意見や身の安全なんて守れない。だから苦しんで、子の方から潰れていくわけよ。
この小説の原案を書いたのって10年前なんだけど、その頃は「それでも親の愛は存在して、きっと世界で一番尊い愛なんだ」ってフィルターがかかってたのよね。
だから表現がぼんやりしてたけど、今は「感情に尊いも卑しいもあるか」って感じなので、やっと親という存在を普通の人として書けるなあ、と思います。
今は親とは絶縁してるんですが、でも親は好きだし、感謝はしてます。
ただ、私とは性格が合わないんだと思う。性格って遺伝しないんだね、独立心の強い私には、『黙って上に従いなさい』なんて考えは呑めないよ。