もうお分かりの人もいるでしょうが、この作品の元はオー・ヘンリーの『最後の一葉』です。主人公の性格がだいぶ違いますが、「私は死ぬ」と思い込んでいるのは同じですね。
私も主人公・ほずみと同じ『特発性血小板減少性紫斑病』でした。
私は40年前に発症しまして(歳がバレバレ)。今と当時とでは、治療法に差があるようです。なんで、その辺は内容をぼかしました。
「初潮が来たら死ぬ」というのも、私がされていた余命宣告の内容です。当時は15歳って言われていましたが、今は初潮が早くなってますし、実際私も13~4歳くらいで来たんで、それに合わせました。
「12歳にしては賢いなあ」とコメントを頂きましたが、テレビで天才少年とか見てると、得意分野においては超大人なんですよね。だから、ほずみが大人びていてもOKだと判断しました。ただ、突っ走る方向があさって過ぎるところが、子供っぽいのかなと。
うちも、親が余命を隠してたんですよね。で、弟がやっぱり喧嘩の時にばらしてきて、凄く苦しかったんですよ。数年悩みました、あれは。
余命宣告って人によっては隠した方がいいって聞きますが、私は隠されたくないですね。だって、残される人の分だって悩みを聞きたいし、前向きな方法があれば試したいし。それに、きちんと終活もしたいですもん。