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リクエスト作品をささっと書ける人は凄いと思う

※拙作を読んでいなくても楽しめる近況ノートを目指して、冒頭では更新情報以外のネタを振っていきます。
 ――そのほうが面白そうだから。


「この作品の続編を読みたい」
「あのふたりの掛け合いをまた読みたい」

 ごくたまに、そんなことを言ってくださる方がいらっしゃいます。
 とても嬉しいです。とてもとても嬉しいです。
 拙作に興味を持ってくださって、更に「+α」を読んでみたいと言ってくださるのですから。

 けれど私、この「+α」の話を書くのが苦手なんです。
 やはりリクエストしてくださるからには、その前のものを良いと思ってくださったわけで、その期待を裏切りそうで怖いのです。(それと、単にアイデアが浮かばないだけ)

 他の人はどうなんでしょうか。
 ちょっと気になります。


 なんでそんなことを言うのかと言えば、今回の更新分のエピソードが、いつもお世話になっている友人氏のリクエストだからです。

 というわけで。

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

  幕間 黄昏の言霊

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第一部完結まで、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。



 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート
「第六章最終話のあのシーンの続きを読みたい、というリクエスト」

 この作品は、友人氏の添削協力があってこその作品です。
 書くたびに読んでもらい、容赦ないツッコミを受けています。
 完成稿ができるまで何度でも付き合ってくれて、たとえどんなに面倒臭くても、「こんな原稿にOK出せるか!」と友人氏のプライドにかけて(私のプライドではない)妥協せずにツッコんでくれます。

 第六章最終話は、それはそれは、厳しいツッコミを受けました。
「メイシアが何考えているか、まるで分からない」
 そんなことを言われ、台詞のひとつひとつを読み合い、検証したような気がします。
(あの恥ずかしい台詞をひとつずつ、ああだこうだ、と議論する恥ずかしさ。二度とやりたくない。
「凄く細かいけど、ここで、〈恋〉という言葉に、二重鉤括弧つければ、イメージしている意味が通る」と、微妙な言い回しから読み取れる、微妙なニュアンスにツッコミ。
「ここ、間が欲しいから、なんか描写入れて」とか……。
 文字数増えるんだけど……8000文字弱ある……)

 そして、なんとか第六章最終話を仕上げたあと、友人氏は言いました。
「このあとのふたりの様子を見てみたい」
「え……?」
「短くていいから、書こうよ? 寝ているルイフォンのほっぺをメイシアがつんつんとか。まつげ長いな-とか」
「……それはメイシアのキャラクター的にあり得ない(そういうのは私が苦手なんだよ!)」

 しかし、お世話になっている友人氏のリクエスト。
 泣きそうになりながら頑張りました。
 そして、できあがったのが、今回の幕間です。

「……ごめん。なんかリクエストと違う(私に、恋愛色の強いエピソードを書けというのは間違っている!)」
「確かに、言っていたのとは違うけど、これはこれでいいんじゃない?」

 というわけで、わりとすんなり添削が通りました。

 せっかく書いた幕間なので、ここで使ったネタはのちの本文にも影響します。
 お楽しみに(?)


 ……もう、こんなの書かない……。

3件のコメント

  • 春さん
     コメントありがとうございます。

     読者の立場だと、+α、読みたいですよね。面白かったんだから、もっと欲しいと思いますよね。分かります! たぶん、私も誰かに言ったことがあったと思います。さらっと、しれっと。
     春さん、いまいちだった続編のゲームでも、「良かった」と思えるんですか。
     あぁ、やっぱり、お優しいです! 初めに自主企画の文面を読んだときから、「人柄がにじみ出ている!」と思ったとおりです。
     私はどうなんでしょう。外伝や短編なら、本編以上を期待しない……でしょうか。でも、続編だったら……?
     ……難しいです。……うーん。
     ……よし。春さんを見習って、「もう、あれで終わりかと思っていたのに、また逢えた」と喜ぶことにします!

     ネタ。難しいです。
    「キャラとしたい事を思い浮かべる」というのは新鮮でした。キャラと一緒に楽しむ、キャラと遊ぶという感じでしょうか。それはワクワクしますね。
     私は「そのキャラクターの思考をしてみる」でしょうか。なりきっているときの私の顔は相当、おかしいようです。たまたま人に見られて「何かあったの?」と言われたことがあります。まずいっ。

     幕間、良かったですか!? ホッとしました。ありがとうございます。
  • +α
    確かに難しいですよね(笑)
    私も難航して挫折ばかりです。若君とか。
    たぶんですね、私と月ノ瀬さんは同じタイプだと思うんですよ。物語を作るのに、カチッとフレームを作りたいタイプ。その中にまんべんなくエピソードを詰め込むタイプ(印象なので違ってたらごめんなさい)。
    だから余地がないんですよね。フレームから外れると途端にどうしていいものか分からなくなってしまう。
    なんてことが原因カナ、と思いました。
  • 関川さん
     コメントありがとうございます。

     あの『アトランティスのつまようじ』を書かれた関川さんと同じタイプ、というのもおこがましいですが、近いと思います(『アトランティス』のあの構成は、凄かったですよね!)。
     頭が硬いんでしょうか? 気軽に、ほいっと、できないんですよね。
     できなきゃ駄目、ってわけではないと思いますが、ささっと+αが書けたら、もっと楽しだろうなぁ、と、憧れます。
     若君、起きてくれないかしら……?
    (でも、難しいというのは確かなんですよね。若君の過去の話が出てしまっている以上、「若君本人の『何か』」は出しにくく、他の人物の何かだと当事者ではないので、本人の話以上の盛り上がりにするは難易度が高いですよね。さつきのほうに大きな謎はなさそうだし……)
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