『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 来週から、第四章を開始します。
毎週土曜日、朝7時ごろ、更新予定です。
それに先立って、明日、土曜日の朝7時ごろに、第三章あらすじを投稿します。
(今回は、あらすじのみです。すみません)
第四章は全9回。
鷹刀一族の屋敷を警察隊が取り囲んだ――というところから始まります。
イーレオはどう行動するのか。
貧民街にいるルイフォンたちは……?
ご期待下さい!
(今まで、期待を裏切り続けてきた前科があるんですよね……)
今回は、あらすじなので、執筆裏話(制作ノート)はありません。
代わりに、第四章予告編をやります。
「第四章予告!!」
鷹刀一族の屋敷を取り囲んだ警察隊――。
総帥イーレオは、銃口を突きつけられた門衛を救うため、開門を指示する……。
鋭い銃声が響いた。
「つい、指が滑ってしまいました。
始末書は、あとで書きますよ、上官殿」
「私が、なんとかしてみせます」
「……大した胆力だな」
「単刀直入にお尋ねします。あなたの目的はなんですか?」
口の端を上げて嗤った。
彼の湿った息が耳朶に掛かり、彼女は身を震わせる。
「何をそんなに驚いているのさ?」
「何をする!」
城壁より更に空高く舞い上がり、花びらが彼を出迎えてくれたのだ。
屋敷を発ったときには、まだ五分咲き程度であったのが今や満開なのであろう。
『値踏み』だ。
信じて帰りを待っている。
「見てはいけません」
荒々しくはないが、有無を言わせぬ厳しい声。
――待ち人の登場だった。
次週6月10日(土曜日)、朝7時ごろ。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
第四章 動乱の居城より
開幕――。