LIFE★LINE ノートの第3回目。
今回は、『アストロナイズ市の知られざる設定』について、
書いていきます。
★直径
劇中でメインの舞台となる月面都市・アストロナイズ市。
宇宙開拓企業「アストロナイズ社」のゼノンクレーター入植基地が、
この街の最初の姿ですが、現実にゼノンという名前の付いたクレーターは実在します。ただし、寸法については調べても不明だったので、
直径50㎞と設定しました。
★面積
設定上のゼノンクレーターが、完全に円形だったとすると
その面積は実に2000㎢ です。なんと、東京ドーム、40000個分。
もはや、東京ドームを比較にする意味がありません。
★人口密度
ここに1000万人が住んでいる訳ですが、都市を階層構造に設定し、
居住区階層は2階層あるという事にして、4000㎢に1000万人が住んで
いる事にしました。人口密度は、2500人/㎢になり、実際にこれくらいの都市は存在するので現実にあり得るレベルと判断しました。
(驚くべき事に、この4倍以上の人口密度の都市も日本に実在する)
★労働人口
次に考えたのは、どれくらいの人が働いて街を支えているのか?
つまり、労働人口です。日本を参考にした結果、総人口1億3千万人に
対して、労働人口は6600万人くらいだそうです。ここから、少なくとも総人口の50%以上は、労働者がいないと都市が維持できないと判断し、60%の600万人が労働人口であるとしました。また、技能訓練校を卒業する20~70歳までの50年間を就業期間としました。
★技能訓練校の規模①
技能訓練校の卒業生は、毎年何人くらいなんでしょうか。
労働人口600万人を就業期間50年で割ると、1年あたり12万人。
つまり、毎年12万人が卒業して新しい労働者として追加されてくる事になります。技能訓練校は5年制なので、60万人が技能訓練校の
生徒になります。
★技能訓練校の規模②
さすがに、60万人が1か所の学校に在学するのは無理があるので、
アストロナイズ市内の居住区階層2個分……4000㎢に50個ある事に
しました。2000㎢に25個ずつになるので、計算すると約9~10㎞
おきに学校が1個ある感じになります。実際の通学範囲は技能訓練校
を中心に5㎞程度になるので、まぁ良い感じじゃないでしょうか。