皆さんはどれくらい人の作品を読まれているでしょうか。
読み合いなどに参加して積極的に読む人、逆に自作の執筆にかかりきりになってなかなか読めない人、様々だと思います。
私は、カクヨムの利用を始めた当初は書く専門だったのですが、自作を知ってもらうためには読むのが不可欠だろうと思って読み始めました。最初は義務感の方が強かったのが、好みの作品に出会ううちに人の作品を読む楽しみを知り、今では読むのが生活の一部になりました。
で、読んだ後に心掛けているのが、なるべく詳細な感想を書くこと。私はこれを『一日一善』として今年の抱負にしていました。読むのは長編小説が大半なので、一章の終わりとか区切りのいいところまで読み、それから感想を書くのでとても時間がかかります。評価だけすれば簡単なのですが、せっかく読んだ以上は自分が気に入った箇所を言語化して伝えたい。そう思って毎回感想を書いています。
私自身、長い感想をもらえると、作品を深く汲み取っていただけたことに胸が熱くなります。思うような反応が得られずモチベーションが下がっていた時、感想をいただいて何度気力が回復したかわかりません。
作品を書き続けることには多大な労力がかかります。でも一人でも待ってくれる人がいれば、その人のために執筆を続けようと思える。だからこそ私はなるべく多くの作品、特に流行りに乗らないなどの理由で埋もれがちな作品を見つけ出し、読者がいることを伝えたいと思うのです。
とはいえ、毎日感想を書くのはなかなか難しい。そもそも元気でないと感想を書く気力が湧きませんし、土日は自作の執筆を優先してしまいがちです。だから読みたいという気持ちは持ちつつも、途中になっている作品が増えています。それでも読み進めたい気持ちはあるので、通勤時間などを利用して巡回しています。
書くのと読むののバランスを取るのは大変ですが、せっかく小説投稿サイトを利用している以上、なるべく多くの作品に触れ、作者の方と交流を図りたい。そんな思いで日々過ごしています。
そんなわけで、2022年下半期も、『一日一善』を励行していきたいという意思表明でした。