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10話ごと定期報告【第2章130話時点】

 皆様、この度「転生したらスキルになっていた!? ~ モニカの奇妙な相棒 ~」が第2章130話になったのでいつものように定期報告を。

 今回は外伝幕間を含めて13話構成でしたのでいつもよりも話の数も、もっと言うなら文字数も多かったですね。
 なにせ文字数15万文字なので、29話かかった序章よりも長いです(ひえー)。
 それでも途中分割を行ってるので当初より少ないというのがまた自分らしいなというか、なんとかエリク登場まで持ってこれたという感じです。

 それにしても、ついにエリク再登場です!
 全然目立ってるキャラじゃないので、読んでる方にとっては”だから何?”だと思いますが、彼の登場は私にとっては大きな節目であり、これで1つ大きな肩の荷が降りた思いです。

 彼の正体を大まかに説明すると。

 少年漫画用のプロットの主人公として誕生
   ▽
 数ヶ月で嫁に主人公を取られる。
   ▽
 更に嫁の幼少期スタートの為、序盤の出番が消失
   ▽
 以後10年忘れられる。
   ▽
 小説化の際の再編で、嫁の喋るペットが主人公に。
   ▽
 更に設定の大幅変更で出番が削減、なぜかそのペットがエリクの喋る剣の設定と同化し、嫁のスキルに。
   ▽
 進捗速度から、想像以上出番が遠いと判明。
   ▽
 あまりに出番がないので1章に無理やり捩じ込まれるも、以後170話に渡ってスルーされる。
   ▽
 作者から唐突に”夫婦設定は白紙になりました”と宣告、代わりにエリクのボツ設定で作ったルーベンとかいうのがフラグを立て始める。
   ▽
 中2編に入り、いよいよ出番だと息巻いていたら、半年おあずけ。
   ▽
 更に微妙に数話ズレる
   ▽
 悲願の再登場!! ◀ 今ここ

 という感じになるんですね。


 さてエリクの話は一旦脇においておいて、今回の10話について。

 ヴァロア領の謎の発覚から、新年度の生活が始まるところまで、私にしては非常に珍しくかなり動きのある10話だったと思います。
 それだけに文字数がエライことになってるのですが、以前よりも文字数あたりのスピードアップも出来ていたのではないかと思っています。
 思い返せば、今回の10話は実験と冒険の連続でした。
 いきなり、特になろう界隈ではタブー視されている、主人公が嫌な目にあって尚且ウジウジする展開があったり、責任を背負って解決しない問題と向き合ったり、自分の限界を突きつけられたりと、とにかく読んでる方がストレスを溜めないように必死に頭を使った覚えがあります。
 また、後半では作り方を根本的に変えてみたり、語りの割合を見直したりと、制作手法自体も変革を起こしていたり。
 そのせいか、目次をざっと見直すだけで思わず”ウッ”となるくらい大変でした。

 物語的な事を言えば、これから中2編で主人公たちが背負う”バックボーン”に関するものが多かったような気がします。
 これで正式に”ヴァロア家”の跡取りとして自覚したモニカ、それを助けるために自分の新たな形を密かに心に決めたロンと、2人とも自分を変える覚悟を固めましたし、これまで孤児ならではの自由と無責任を謳歌していた主人公たちが、束縛と責任にどう向き合っていくか突きつけられ成長した10話だったと思います。

 実はモニカの”スタンス”が大きく変わってることにお気づきでしょうか。
 これまでは難しいことはロンに判断を任せていたり、世間知らずを傘に来てどこかポケーっとした対応していたモニカですが、最近の話ではあえて自分の考えや意見を主張したり、ロンの”ごまかし”に結構な頻度でツッコミを入れるようになりました。
 これは”ヴァロア領”という責任を負ったことで彼女自身が大きく成長したというもので、これまでにない大きな変化になります。
 そしてこの”変化”こそが、中2編の最大のテーマとなります。
 現時点ではまだまだ世間知らずが勝っていますが、中3編に入る頃には、もう別人と言ってもいいほど発言と考えがしっかりします。
 もちろん、それはあくまで”モニカ”としての成長であるため、どこまで”モニカらしさ”を残していけるかは私の腕次第ではありますが、これからの展開をご期待ください。

 そしてついにその片鱗を見せ始めた最強勇者”ハイエット”。
 その驚愕の能力と正体は!?

 そういや彼等もようやくの登場ですね。
 ついにウェンスティの設定をあれこれ考える地獄から開放されました。
 彼女、能力含めて作中屈指の”めちゃくちゃキャラ”なので、とりあえずビジュアルが決定しただけでもホッとしています。
 結局どれだけ設定が固まっていても、実際に書く瞬間までは”悩んでる”のと変わらないので、複雑な設定を持つキャラはそれを出し切るまで大変なんですよね。
 それでもまだ、他の”主柱”と大取りであるハイエット本人の設定ががががが・・・
 ・・・というか、129話でちらっと名前の出たオリバー先生共々、ものすごく私の思考リソースを奪うキャラ達なので早いとこ何とかしたいです。

 煉瓦の悪夢に登場した”モニカ”は、直前で名前を決めたキャラです。
 彼女自体は決まっていたのですが、名前は決まっていなかったので(モブに多いやつ)どうしようかと直前まで悩んでいたのですが、本稿を書いてる段階で”そうだ、モニカだ!”と考えつきました。
 これならば、読んでる人にもハイエット(特にハミルトン)に対するヘイトが高まってくれるのではないかと思ったわけですね。
 ただ、結果がどうだったのかは正直微妙ですが、とにかくハイエット(というかハミルトン)が悪い連中だと伝えたかったのです。

 そしてこれまたついに、アクリラの中を自由に飛び始める主人公たち。
 これによって大きく活動範囲を広げ、より広い世界を見ることが可能になりました。
 やっぱり、初期プロット時代から主人公たちのアイデンティティは”飛ぶ”事だと考えてるいるので、これも個人的には大きな変化だと考えています。

 ロンの大まかな”専門”も決まりましたね。
 これまで”モニカの補助”という隠れ蓑に安寧としていられた彼が、自分が主体的に学んでいく分野を前にしてどう成長できるのか。
 ああ見えて、実はまだ1歳に達していない幼い彼の変化にもご注目ください。
 そして”概念魔法”にも・・・

 最後に、この場を借りてエリクに謝罪したい、本当にすまんかった!
 彼の概要については先に書いたとおり、この物語の一番最初に考えてた主人公です(本当に一番最初だけですが)。
 それ故に膨大な設定を抱えたキャラであり、事実、第2章に入っても暫くは”モニカの結婚相手”という設定を抱えていました。
 ですが、その設定をいくつものキャラに分割して分け与えている内に、現状ではそれに値するキャラではないということで夫婦設定を一旦白紙にしています。
 まあ、そもそも結婚するのは書く予定が未定の5章でのことだったので、これを気に先のことを全部まとめて再構成するのもありかなと考えています。

 またエリクの再登場自体はようやくですが、ルーベンを始めいくつかのキャラに設定を分割して登場しており、私の中ではもう既に出ているといっても過言ではい状態だったので、ガブリエラの時と違って実はそんなに感慨がなかったり。
 というか、他でもないロン自身がかなりエリクの設定を強く受け継いでいるので、私としては最初からエリクが出ていたんですね。(ロンの名前のとき、実はエリクにするか悩んだほど)
 001話という、思わせぶりな外伝の名前も、ここまで話を膨らませてくれた彼への恩返しに近く、今後002,003・・・と続いていく予定はありません。
 ですが、今後はガッツリ話に絡んでくるので、彼の活躍に御期待ください。



 さて、最後にいつもどおり、これからの10話について軽く触れましょう。

 先に言っておきますが、結構軽いノリの楽しい話が続くと思います。
 かる~く大喧嘩と冒険の予定がありますが、どちらかといえばコメディ寄りなテイストで行けたらいいなと考えてますので。
 そしてロンの概念魔法の教師である”オリバー先生”が! アクリラぶっちぎりの最高齢の意外な正体とは!
 というかここからの展開って、順不同が多すぎて、どれが来るか実は書いてる私でもはっきりしないところが・・・

 お楽しみにお待ち下さい!

 それでは次回、140話時点での定期報告に!

 ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。
 皆様の1件1件の感想やレビュー、1アクセス1アクセスが私を引っ張ってくれています。
 本当有り難い事でありと同時に、これからも皆様との皆様とその関係を続けていければ幸いです。

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