10話ごとなどと、いけしゃあしゃあと書いてますが大嘘です。
70話時点からですので実に20話も定期報告をほっぽりだしてしまいました。
すいません。 でも80話の時点ではどうしても書きたくなかったんです。
この定期報告はどうしても、一息ついて落ち着いてしまうので、テンションを切らしたくなかったというか、それくらいレオノア戦は意気込んで書きました。
さて、おかげで今回はたっぷり20話分について振り返る事になりましたが、ずっと祭りというか、ひたすら戦ってたイメージしかありません。
戦闘シーンってなんでこんなに長くなってしまうんでしょうか、おかげでルキアーノVSイルマのあたりは凄く殺伐とした日常を送っていた記憶があります。
これでも重要度の低い試合はカットしたり縮小したりしたんですけど、やっぱり膨大な量になってしまいました。
もうそろそろ量については諦めたほうが良いかもしれませんね。
なんとか短くしようとあれこれやってきましたが、結局どっかに弊害が出て私生活が不安定になるので、もういっそのこと”第2章が1000話続いて何が悪い!”と開き直るべきかもしれません。
それぞれ細かく見ていきましょう。
まずラビリア勢の数人は、実はトリスバル勢よりも考えたのは古いです。
ただそのせいで現在のプロットとの齟齬が多くて出番が減ることになったのですが、思い入れのある登場人物たちなので出せてよかったです(なおリヴィア以外の再登場は現在未定)。
これはあとがきにも書いたのですが、特にセルゲイとフェリペのゴーレム使いは、最初期ではモニカが片思いを寄せるという予定で、しかも盛大に玉砕するという展開が用意されていました。(そうなればきっと、盛大に読者様のヘイトを稼いだことでしょう)
アドリアVSチェキータは、かなり削減作戦の割りを食った試合でしょうね。
まあ、2人共強さが地味なので仕方ないといえば仕方ないのですが、2人共鍛え抜かれた技術でもって戦うスタイルだっただけに、彼女たちのようなキャラの戦闘をちゃんと書けるようにというのを今後の課題にしたいです。
リヴィアは、ガブリエラやルシエラと同じく、モニカに提示される”ゴール”として設定されたキャラの1人です。
黒の高位スキルという類似点もそうですが、複数の魔法を組み合わせたり、事前の準備をしっかり行うなど、戦闘スタイルなどもあえて”成長したモニカ”を意識しました。
逆にバガーリアは急遽用意したキャラです。
これまでオールラウンダーとして一見して弱点のないようなキャラとして描いてきたルーベンの、”弱点”を表現するためというのも大きいですが、一度”身体強化”というこの世界最強だった魔法の強さを描いておきたいというのも大きな理由でした。
結果として随分とアクの強そうなキャラが出来たので、どこかで使えないかと考えていたり。
ちなみにラビリアは、あくまで自由な教育・研究機関のアクリラやトリスバルと異なり、完全に”軍”の傘下にある教練組織なのでその生徒は例外なく軍人です。
そして実は・・・・
ただ今回の描写では上手く書けなかったので、いつかその辺のエピソードを混ぜることになると思います。
トリスバル勢は、本当はもっと色々出したかったんですけど、ラビリア勢で時間を取りすぎたので泣く泣くイルマとレオノアに焦点を絞ることに鳴りました。
結果としてそれでよかったと思います、なにせ長い!
書いてても”なげー!”と思ったので、読んでる方はより一層そう思ったのではないでしょうか。
ルキアーノVSイルマは、予想通りというか、ある意味それを見越していたというか、最初に書いたバージョンはボツにしました。
なので今のバージョンは嘘っぱちです、本当は完全に”やって”ます。
でもさすがに血と肉と体液がぶつかりあい弾け飛ぶ”ラブシーン”をそのまま残すわけには行かず、朝から晩までどうしようかと頭を捻っていました。
”上位種”の説明のために、なんでこんな回りくどい事をしたのか今でも不思議ですが、まあ結果的に書きたいことは全部書けたので良しとしましょう。
ボツにした部分は、自分の”秘密のフォルダー”の中に仕舞っておくことにします。
そして結果的にこれまでで最大級の戦闘となったレオノア戦。
話数にして7話、文字数にして6万7千文字も使用してしまいました。
これは文字数ベースで比較すると第一章の”ピスキアの長い夜”を超え、カミル編に匹敵するというとんでもない長さになりました。
ただの1対1と考えると恐ろしいですね。
この試合は、とにかく”全力全開”が書いてるときの合言葉でした。
なにせこれまでとは明らかに次元の異なる相手なだけに、その力をいかんなく表現する必要があったからです。
主人公達が今できることだけでなく、”その上”をいくつも捻り出し、それを惜しみ無く打ち込む展開の連続で、
戦闘の内容を組むときは片側が相手を上回る一手を出し、もう片方がそれを上回る手を考えるというのをひたすら繰り返して組み立てたので、ずっと力が入りっぱなしだったのを覚えています。
またルーベン戦でマン・◯ブ・スティールのテーマをガンガンかけながら書いたのと同様、こちらはひたすらアベ◯ジャーズの曲を流しながら書いたので、書き終わったときには頭がクラクラしました。
でもこの話を無事に投稿できて本当によかったです。
最初にこの作品を投稿し始めたとき、漠然と”ここまでいけたらいいなー”と思ったのがこのレオノア戦でした。
その当時は、”たぶん行かないだろうなー”と思いながら書き始めたのですが、点滴岩を穿つ、塵も積もれば山となる、千里の道も一歩から、続けていればいつかは届くものですね。
この作品を書き始めて、何度もそういう場面はありましたが、今回はその中でもひとしおのものがあります。
さて今回のガブリエラの”策謀”で、晴れてモニカは自由(ではないけど)になりました。
さながら”モニカ第3形態”とでも言いましょうか。
これにより、二年生編からは再び外の世界へ飛び出すようになります。
そして、より一層自分達の置かれている”立場”に向き合う必要に迫られていきます。
これまでは”いるかどうかもわからない””アクリラに守られている”という隠れ蓑がありましたが、それが薄れる結果にもなったからです。
その中で主人公達がどの様に成長してくのか、それを見て楽しんでいただければ幸いです。
次の10話では、いよいよ中1編が終了に向かいます。
新たな行動に向けた準備や、最上級生たちの卒業によるトップ層の入れ替え、そして中1編で大きな役割を担っていたガブリエラとの別れまで。
どこまで行けるかはわかりませんが、話は動かないけれど空気は一気に動く、といった感じになるのではないでしょうか。
それでは、次の100話時の定期報告で・・・って、ついに100行っちゃうのか・・・
では、また。