2万字前後でプレアデスの話を書くぞーと思ってついにソリュシャン・エントマ編が完成。あとはルプスレギナだけだ。
ニンブルは犠牲になったのだ。喜怒哀楽が書きにくい二人の犠牲にな……。
今回は書く自体は3日で終わったんですけど、そこからつじつま合わせで倍近くかかったんですよ。読み直すたびにボロが見つかって、「おい、ニンブルは精神魔法無効化の首飾りつけてるだろ?薬飲んで利くのか?」「銀行のセキュリティ弱すぎないか?」「魔術師が死ねば警報の魔法も消えるんじゃね?」その他いろいろ思ったけど、「ここが限界」というラインに到達。
どっかのサイトで「読者がつじつまや論理性を語るのは面白くないから。面白ければ無視してくれる」とあって、まさにド正論だと私も思いますけど、その面白さがわかれば苦労しないよー!整合性と違って「面白い、つまらない」って主観だもん。読み直しても発見できないよ……。むしろ読み直すたびに全てを「これ、面白いと思ったけどそんなに面白くないな」と感じ始める危険がある。
論理性や整合性を持ち出すのは無粋といわれるほどの見せ場を用意できればいいんですけどねえ……。
たとえばガンダムSeedの最終回でキラが**の救命艇を見つけたときに思わず駆け寄るシーンがあるじゃないですか?(知らない人はごめん!)よく考えたら「あそこでキラが近寄らなければ、**は攻撃されなかったんじゃね?」「クルーゼは**じゃなくてキラを撃てたんじゃね?」などの疑問が浮かぶわけです。しかし、「いや、細かいことはいいんだよ。あのシーンでドキドキしただろ?」と言われたら否定しようもない。
思うんですけど、「エロ同人を読む時の読者」ってものすごく整合性に寛容ですよね?こんな状況になるはずない、とかこのキャラは敵に捕まったりしない、とかまず言わない。やはりあれも見せ場があるから許されるんだろうなあ。