エブリスタという小説サイトのコンテストに出した掌編小説「千年前のあなたは柚子湯の夢を見るか」が大賞をもらいました。タオルとブックストッパーと賞金３万円をもらえるそうです。
６千字くらいの話で３万円もくれるんですから私は審査員の靴の裏をなめながら「へへえ！ありがとうございますぅ！れろれろれろ！」と言うべきでしょう。作品を書くのに３時間くらいかかったので時給１万円の仕事に等しいです。美味しい……なんて美味しい仕事だ……。
自力で掌編小説を売って３万稼ぐのはどれだけ大変か。１冊１００円の電子書籍にするとして、印税が５０％と仮定すると６００人に売らねばなりません。至難！まず人を集めること自体が至難。１０人に１人が買ってくれるとしてもまず６千人を集めないといけません。
私は別のペンネームで某サイトに私的１次小説を売ってるんですが、そんな売り上げは一度もありません。経験者は知ってるでしょうけど、短編だろうと長編だろうと素人が１次小説を売っても普通は１００冊も売れません。１０冊でさえ難しいです（表紙や挿絵のレベルによっては可能か）。賞金つきコンテストとはなんとありがたいものか。ありがたやありがたや……。