明日、非公開にしていた「海と階段の街、ルキッラの宿」を再公開します。
そして、久々に「何かがうまくいかない時に2」の新しいお話ができたので、そちらも再公開します。
ただこちらは、その前のお話からかなり期間が開き、前後で作風が変わってしまっているかもしれません。
以前は無駄だと思ってもいろんなシーンをバンバン放り込んで登場人物の日常を描いていたのですが、最近、その「シーン」が浮かばなくなり、結果として新しいお話は必要最小限のシーンで構成された無駄の少ない(文字数も少ない)ものになりました。
無駄が少なくなる。これは、一般的には成長、というのでしょう。ただ、私自身はちょっと複雑な気持ちです。以前はポンポン湧いていたシーンが浮かばなくなったというのは、さみしいものがありますし、この先の執筆を考えるとあまりいいことには思えません。
書きたいお話はまだいくつかストックがあるんですけどね。普通に書くとまた、必要最小限のシーンだけになってしまうでしょう。読んでくださる方にとってはその方がいいのかもしれませんが、この作品はとにかく自分の好きなように書きたいという思いが強いので、作風を戻すために、ちょっと奮闘してみようと思います。