実はカクヨムで「完結する長編小説」を掲載するのって初めてですね。
「剣侠李白」は作者自身終わりが見えていないし、「武術秘伝」はエッセイだし。その他は全部短編なので。
――はい、そんなわけで。
新作「利刀を以て斬れぬもの」の連載を開始しました。
ノベルゼロの「大人が読みたいエンタメ小説コンテスト」参加作品です。
カクヨムコンには「歴史」ジャンルはなく、加えて「異世界」でも「現代」でもない。
悶々としていたところにこのコンテスト。成人男性主人公で、ジャンルの制限なし。
正直「待っていました！」と拳を握り締めたのは言うまでもありません。
意気揚々と当初若めに設定していた主人公の年齢をまっとうな歳まで引き上げたのでした。
副作用としてヒロインとの年齢差が広がったけども気にしない。
今作の舞台は十六世紀、中国は明の時代。
その時代は「北虜南倭」の言葉の通り、沿岸部には倭寇と呼ばれる海賊たちが跋扈しておりました。
その討伐を命じられた将軍の一人が戚継光（せきけいこう）。その活躍は後世にも伝わっております。
物語はその戚継光が、対倭寇との戦場にて一人の倭人（日本人）と出会う場面から始まります。
ジャンルは「歴史」となっていますが、歴史知識は不要です。
私の十八番の活劇を特に楽しんでもらえればと思います。
更新は毎朝8時、土日はそれに加えて夜19時にも更新します。
つまり、次の更新は明朝 6月1日の午前8時です。
乞うご期待！