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【挿絵】西洋中世の日常生活⑦「公妃エレオノーラの屍衣」

挿絵チャレンジNo.7、16世紀女性の服装。

このドレスはピッティ宮殿所蔵のものではなくて、ピサの国立王宮博物館(Museo Nazionale di Palazzo Reale)にある別のドレスです。

エレオノーラのドレスと言われていますが詳細は不明で、メディチ家の財産目録にも載ってないとか。でも16世紀の身分の高い女性が着ていたのは確かなのでしょう。ウエストを強調しているところが15世紀との大きな違いです。

ドレスだけだとあっさりすぎて君主の妻に見えないので、装飾品もつけました。


アクセサリーの参考作品
・首飾り(左の)
ブロンズィーノ《エレオノーラ・ディ・トレドと息子ジョヴァンニ》
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%89%E3%81%A8%E6%81%AF%E5%AD%90%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%8B

・指輪
ブロンズィーノ《エレオノーラ・ディ・トレド》
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Agnolo_Bronzino_-_Eleonora_of_Toledo_-_Google_Art_Project.jpg

結婚の記念に夫が贈ったと言われる指輪で、この肖像画では小指にはめています。遺体の指にもはまっていました。


「公妃エレオノーラの屍衣」枝葉末節にこだわる西洋中世の日常生活
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886087056/episodes/1177354054887347276

20件のコメント

  • ますます凄くなってますね。
    にしても昔の衣装は華があって良いですね。
  • 関川さん

    これはどっちかというと地味ですが、華がある衣装はいっぱいありますね。現代にほとんど残ってないのが残念です。
  • またまた素晴らしい。
    衣装やアクセサリーも素敵ですが、エレオノーラの表情がとても良いですね。
    ほんとに、、この様なドレスは憧れです🥰💖
  • 豪快なロング丈。当時のドレスは、引きずってナンボという感じですね。贅沢に地面で擦り切らせる。その幅が大きいほど裕福の証なのかなと、勝手な妄想が膨らんだりしています。
    色のチョイスが抜群ですね☆
  • 織辺さん

    表情を褒めてもらえると嬉しいです(^^) ドレスの現物もリンクを貼りたいんですが、所蔵先の博物館のサイトがずっと落ちているというイタリア仕様(笑)
  • 愛宕さん

    引きずってたと思うでしょ。確信はないんですが、外を歩くときは腰の後ろに引っかけて引きずらないようにしていたのではと思います。15世紀の絵で時々そうなってます。
    赤と黒の組み合わせが好きなんです☆
  • 美央さん

    読んで下さりありがとうございます。お立ち寄り頂けるとは嬉しいです。お忙しいでしょうし、どうぞご無理のない範囲で(๑´ㅂ`๑)
    死体が着ていたほうのドレスは修復されたけどほぼ残骸で、見た目が結構えぐいです。形はこの赤いドレスとよく似ています。

    掘り返されて衣服を剥がされるんですから、セレブは大変ですよねえ´ω`
  • 美央さん

    来ていたでも分かるので大丈夫ですよ。私も応援コメントや近況ノートのコメントは誤字だらけだと思います。でもあまり気にしてませんw 近況ノートのほうは編集できないから気になりますよね。
  • 素敵なドレスとアクセサリーですね。
    こういう服が大好きです。
    日本にアクシーズっていうメーカーがあるんですが、私、そこの服が大好きで
    よくお店に行きます。自分では着れない(10代から20代)けど、妄想してます。中世のお姫様が羨ましいです。

    橋本さまのイラスト、ほんと素敵です♡
  • ハナスさん

    ありがとうございます。私も16世紀のドレス好きです。もっと後の時代だとコルセットで不自然に締めつけるようになるんですが、そうでない自然な感じがよいです。

    アクシーズ検索してみました。フリフリ! 確かに10代から20代っぽい。でもマキシ丈なら大人の女性にも似合いそうだと思いました。子供っぽすぎない感じが人気なんでしょうか(^^)
  • 挿し絵シリーズ、すごいですね!ディテールまでよく分かります。個人的にはヒヤシンスが好きです。笑いましたw
  • 柊さん

    見て下さり、ありがとうございます。笑えましたか(^^) ディテールが分かれば描いてるんですが、分からないのも多いんです。ヒヤシンスは剣を吊すベルトがどうなってるのかはっきり見えなくて適当にごまかしてますw
  • スカートの広がり方がきれいですね。おそらくパニエの原型となるものがこの時代からあったんでしょう。しかし、これ程のドレスとなると脱ぎ着が大変そう。生地によっては夏場は暑そうだし、オシャレは我慢と聞きますが、当時の女性も大変だったんだろうなぁ。
    以前、どなたかのルポタージュで東欧のブティックを訪れた時にドレスのウエストが55センチ以下のものばかりだったと書かれており、『75の間違えだろ? 誰が着るんだよ! 東欧の女性はみんなモデルなのかよ!』とツッコミを入れた記憶があります。コルセットで締めるのだとしたら…… うーん、オシャレは我慢かぁ。
  • 松乃木さん

    厚底靴を履いてスカートをより広がらせるようにしてました。あと腰に藁屑とかを入れて膨らませてたみたいです。
    どうやって脱ぎ着するかは私も気になってます。袖が取り外し式なので一人じゃ着られないと思うんですよ。面倒臭がりの人は結んである状態で着るのでしょうが、絶対形が崩れます(笑)
    夏はどうでしょうね。昔は今より気温が低かったので、今のヨーロッパみたいには暑くなかったのかもしれません。冬は何枚か重ね着したり、上に何か羽織ったりします。
    ウエスト55センチですか? きっと二次元美少女キャラ用ですよ(笑)
  • ↑の松木さんも書かれていますが、ウェストを細く見せるのが流行っていたみたいですね。コルセットのしめ過ぎで気絶した……みたいな話もどこかで聞いた記憶が。ぽっちゃり体型には辛い時代?( ・ิω・ิ)
    まあでもヨーロッパの人は何着てもそれなりに様になってるから良いですね。日本人との違いをまざまざと……(・・)
  • 悠木さん

    あ、気絶の話、聞いたことある気がします。コルセットって19世紀くらいでしたっけ? あといつの時代か忘れましたが、広がったスカートに暖炉の火がついて脱げなくて大惨事になった話とか((((;;OдO;lll)))) 
    ぽっちゃり体型が理想だったみたいですが、現実と矛盾してますね。
    ヨーロッパの人は足の長さが違うんですよ。同じ人間かよと思います(#^ω^)
  • ぽっちゃりが好きって公言してる男性の彼女はモデル体型。
    顔より心が綺麗な人が好きと公言してる男性の彼女は美人。
    優しい人が好きって公言している女性の彼氏は超イケメン。
    みんな世情との折り合いをつけながら生き続けてるんです(*´∀`*)
  • 男性が言うぽっちゃりは多分「ちょっとグラマラスでおっぱいが大きい」とかなんですよ。くびれはしっかりあるんですよ(#^ω^)
  • 最近は渡辺直美くらいの太さでも、ぽっちゃりって言いますもんね。ぽっちゃりが飽和しすぎてる日本は今日も平和です。

    あ、たぬきに評価を下さってありがとうございます(*´∀`*)
  • たぬきにかける愛、たぬきのポテンシャルをひしひしと感じました!(`・ω・´) (あれ、きつねは)
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