「覚書」ひっそり更新再開しました。
1545年のフィレンツェが舞台ですが、お読み頂くのに世界史の知識等は不要です。登場人物は日常生活のことだけ考えて生きています。
私の関心がもっぱらミクロヒストリーにあるせいか、視点がどうしても局所的になってしまうのですが、この時代と場所を、物語の単なる舞台として設定し、自分もその中に入ってしまっています。
現代の私たちは自分がどの時代を生きていて、どんな流れの中にあるのかを常に意識しているわけではないと思うのですが、数百年前の人々も同じだったかもしれません。自分を現代人ととらえ、人生に必死でしたから。
覚書の登場人物は歴史の流れを、背景とかバックグラウンド音楽程度にとらえています。
過去の時代の、いたかもしれない人々の日常を切り取った4日間のお話です。
お気軽に16世紀イタリアの暮らしをのぞいてみて下さいませ。