今日は色んな方と有意義なお話ができました。
薄々は思っていたのですが私はどうも読むのが早い方みたいです。
普段は、色んな作品を読むのは一日数話に止めようと頑張ってセーブしているのですが、面白くて勢いがつくと爆速で読んでしまって手が止められなくなります。
そして読み終わったら何周も読みます。
読み専時代の血が騒ぐぜ!
……『どう作品を読んでいるか』という話題が出たので、私の話を書き残しておきます。
私の場合は、物語を読むとき、必ず音声がついています。
地の文はナレーター、各人のキャラクターボイスもついていて、まるでボイスドラマを楽しんでいるかのように作品を読んでいるのです。
速読しているときは、その音声が圧縮されて、体感5倍速の速度で脳内に届きます。
……私の中ではこれが普通なので、どう表現したら良いのかわからないのですが、精一杯伝えるとしたらこの表現になります。
そして、文字を読んでいると、味がします。匂いもします。
作品や文体、それぞれから特有の感覚がします。作者の方によっても違って、この方の文章の風味好きだなあと思いながら読んでいます。
……というか、他の方は作品を読んでいて味や匂いを感じることはないんでしょうか?
例えばハ◯ー・ポッターのクィディッチのシーンを読んでいたら、箒のスピード、加速減速の際の空気抵抗、風の冷たさや、風に含まれる木々の香り、箒の独特な材質の匂いまでするのです。自分がその場にいて、その空気を味わっているような没入感と臨場感があります。
私の場合は、特に味覚と嗅覚にその感覚を強く感じます。
あの、空気って香りと味がしますよね?
……しませんか? え?
私の感覚って普通じゃない?
気のせいかと思っていたのですが、どうやら普通ではないようだと今日気づきました。
例えば、銃弾が飛び交う戦場の話であれば口の中を怪我したような鉄と血の味がしますし火薬の匂いもします。甘い恋愛譚なら花の香りとバニラの匂いと砂糖の味がします。登場人物の名前のところに強く味を感じます。
……この感覚、しますよね?
………………しないんですか? 本当に? 嘘?
どうやら私の読書中の感覚は他の人とは違うみたいです。
私にとっての読書は五感をフル活用して行うものです。
……え? 五感をフル活用なんかしない?
…………皆さんどうやって読書されてますか?
…………自分の感覚が全てじゃないんだなって気付かされた気がします。私は頭で考えていないで、もっと感覚に身を委ねたほうがいい作品が書けるかもしれないですね。
自分の感覚……感じ方……感性……直感的な部分を否定してきましたが、否定せずにありのまま受け入れて、どうなるか見守ってみたいです。
なんかふわふわした話ですみません。おやすみなさい。
【追記】もしよかったら、コメント欄で、『どんなふうに読書をしているか、また、どんなイメージを持って作品を読んでいるか』を教えてくださったら嬉しいです。
今までずっと一人で読書をしていたので、これまで自分の読書スタイルを人に知らせたり、話したりすることがなくて。他の方がどんな風に読んでらっしゃるのか気になります。
お手数をおかけいたしますが、もし気が向いたらで大丈夫なので、よろしくお願いします。
【追記2】
文字を読んで味がするという方、ネットで調べたところ、他にもいらっしゃるみたいですね。共感覚というらしいです。
本当に私共感覚なの? 違うかも?
でも味はするんです。
物語の質が良ければよいほど味がするんです。匂いのときもあります。
別にこれで日常生活に困っているということはないのですが、自分の感覚が他人と違うらしいというのはちょっとショックですね。みんなこうなんだろうと思ってました。
本当に皆さん、文章を読んで、味、しないんですか? 匂いもしないんですか……?
ちなみに私自身が書いた文章の味は、あんまりしません。
水(硬水)みたいな感じです。
自分の文章があまり好きじゃないからかもしれません。
自分の文章で味を感じられるようになったら、どうなるんだろう。
少なくとも今の……肩肘張った話よりよくなるかもしれません。自分の感性に身を委ねて自由に書くというやつ、できるようになりたいな。
【独り言】
……文章を読んで脳内アニメーションを出力しようとすると、味覚や嗅覚に邪魔されてちょっとうまくいかないです。訓練とコツがいりそうですね。でも、部分的にアニメーションに起こせるところもあるので、がんばればやれそうです。今後は読むとき意識しながらやってみます。
味覚と嗅覚を優位にしつつ情報を書き留めて出力していけば映像化は可能かもしれないです。そろそろ寝ます。
これから読んだ話を個人的にメモしていこうと思います。
どんな味がするのか、どんな香りがするのか、どんな場面でどんな匂いと味に変わったのか、記録をつけてみます。人様の作品についての味と匂いを表に出すことはしませんが、自分の感覚を理解するために情報をまとめてみます。