スミス・アンド・ウエストン(S&W)拳銃は、NO,1とNo.2タイプを坂本龍馬が携帯していたことで知られている。
日本で拳銃を所持しているのは、警察庁各都道府県警察、海上保安庁、水産庁、防衛省自衛隊などが挙げられ、それぞれ独自に制式拳銃がある。
このうち警察の制式拳銃は近年、S&W M360J「SAKURA(サクラ)」が採用されている。
挿絵の拳銃は何かの本をみて描いたものだが、形式年代など深く考えないで描いてしまった。今見て、おそらくは6連発リボルバー式のマグナム27(M27)だと思う。
ただM27は1935年モデルで、1927年には存在しない。
本作主要登場人物の一人である吉田兼好は、内務省神社局・文部省宗教局合同特務室捜査官は、内務省から、銀弾も撃てる六連発リボルバーの特注モデル「鬼撃丸《おにうちまる》」を貸与されている。
これはM27の試作モデルをベースにした特別仕様という設定で通すことにしたい。――うん、そうしよう。
S&W‐マグナム特別仕様拳銃「鬼撃丸《おにうちまる》」:挿絵