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面白いとはなんぞや?

不意に気づいたのでメモ書きのような。

書き手になってからずっと考えていたんですけれど〝面白い〟とか〝好き〟っていったい何なんだろう?って考えていた。

Amazonプライムにラブライブのサンシャインが来てたから、飯食いながら毎日少しづつ見てたんですよ(無印の方のラブライブは昔に見ていて、いつか見ようと思ってたんですよね。

それで3話ぐらい見て、面白いし丁寧なアニメだなぁと思っていたんですが、まだそこまで〝面白いな〟って感覚はなくて、感想としては〝まぁ、こんなもんかな〟ってぐらいだったんですよ。
それで今日、9話まで見て、〝あ、面白いな〟って思うように感じ方が変わったんですよね。

さて、ここからが本題で、その違いが生まれたのは〝何なのか?〟っていう話。

結論を先に書くと、確定的な面白いと面白くないの境界線は、この世に存在しないのではないか、と気づいたという話。

ずばり〝面白い〟とは、小さな面白い要素の積み重ねが、その評価者の面白いと感じる基準値(ハードル)を超えた時に感じられる現象なのではないか? という話。

そこまで分かれば、作品によって〝どの面白さ〟を重視している作品なのかを考察しやすくなったり、〝序盤で評価されやすい面白さ〟や〝終盤で評価されやすい面白さ〟を意識することで、少ない文字数の中で、〝面白さの効率化〟を量ることができるのではないか?と思ったりする。

例えで書くと、序盤で重視するべきなのは〝新しさ〟だったり〝キャラクターの表面的な魅力〟だったり〝読みやすさ〟だったりする。
序盤でこの面白さを発揮する物語には×1.5とかの補正ポイントがもらえたりするので、書き始める時にはそこを重要視するべきだろう、とか、いろいろと応用の利く考え方だと思う。

まとめると当たり前の事のような話ではあるけれど、意識して書くことは、意識しないで書くよりも効果的で、間違いなく面白さを増やす事に繋がりそうだと、私は思ったりするのであった。

14件のコメント

  • >小さな面白い要素の積み重ねが、その評価者の面白いと感じる基準値(ハードル)を超えた時に感じられる現象

    これは面白い意見だと思います。
    単純接触効果(ザイアンスの法則)もあるのでしょうかねぇ。

    とすると、「文体」が重要になりそうです。
    実際、人気作家は、秋山氏にせよ西尾維新氏にせよ、文章が魅力的です。

    おかげさまで、文体の重要性に気が付きました。
  • ミカン星人様! お越し頂きありがとうございます!
    この面白い要素というのは、小説の中の全てにおいて発動するんだと思うんですよね。
    おっしゃられているとおりに、文体ももちろんそうですし、例えば、キャラクターの魅力とか、展開とか、表現力、演出力、共感しやすさとか……まぁ、全てですね汗

    こう考えると、長所だけではなくて、自分の書くのが不得意な部分を伸ばす事も、プロを目指すには使えそうです。

    思い付いた事を書いているだけなので、これが正しいとは限らないんですけどね笑 もしかすると、また他の考え方を思い付くかも知れません。

    何はともあれ、こういった指標があると、何も考えずに書くよりかは、上手くなるのを実感できてやる気に繋がるような気はします!
  • 応援コメントで、非常にありがたいアドバイスをいただいて、どうしても少しお話したく、参りました。
    ここでも、すごく参考になりそうなお話をしていらして。
    自分にはまだまだ届きそうにない領域の話だなぁなんて思ってしまうのですが。
    星浦さんには何回もアドバイスをいただいていて、他の方にも同じようにしていらっしゃるのでしょうけど。
    それでも個人的に、なんというか謝りたくて、来ました。
    小説は心の動きの描写が得意な媒体というお話、読みやすさも魅力の一つというお話、大きな謎で物語を包むというお話。今回の教科書と練習のお話。
    全てありがたく、それを活かせればきっといい小説が書ける!
    そう思うのですが、どうにも活かせていません。
    でもそれは応援コメントの返事でも書きましたが他ならぬ自分が苦手なモノから逃げていたからなのだと気づかされました。
    本当は気付いたうえに逃げていたのかもしれませんが。
    だからこそ謝りたかったのです。
    思わず逃げてしまって申し訳ない! と。
    変なコメントをごめんなさい。
    アドバイス、本当にありがとうございます。
    これからも、仲良くしていただけたら嬉しいです。
  • 亜未田 久志様! こんばんは!

    いやいや、私に謝る必要もありませんし、逆に言いたい事をちゃんと受け取って頂けるだけで私は助かるというか汗
    その気持ちをご自身の小説に向けて頂けたら嬉しいです笑

    そもそも、小説を書くという行為は、私の中で凄く難しい事だと思うんです。
    私自身が、ここはダメだなと思いつつも直せていない個所があったりしますし、私は遅筆なのに毎日小説に向かい合っている、という訳でもありません汗

    その「指摘をするだけ」というのと、「それを生かして自分の力に落とし込む」のでは、遥かに難しさが違っていて……
    描写を上手くする、としても、何をもって上手いと考えるのか?の時点でなかなかハードルが高く、答えは人によって変わってくるのだと思います。自分なりにその法則を見つけるのは大変です。

    しかし、どんな要素でも、ほんの少しでも上手くなれたのであれば、それをしっかりと理由付けする事は大切です。
    例えば、長くなってしまうと読みづらいから文章を2つに分けるとか、そんな簡単な事でも上手くなっているには違いなく、それをしっかりと考えた上でやる事は、再現性(自分の力にできる)に繋がります。

    プロとしてデビューしても、一冊だけ出して後続がない人は、小説家には沢山います。
    その理由は、面白さの再現性ができないからだと思います。自分の物語の何が面白くて、何が評価されたのが分かってないから、次に活かせない。(素人が何を言ってるんだって話になりますが大汗

    この考え方は、もしプロでデビューした後にも活躍するんじゃないかなぁと、考えていたりします。

    しかし、これは本当に難しい事で、私も無責任にできるとは言い切れません。
    しかし、書きたいという気持ちがあるのであれば、確実に上手くなれる方法だとは思います。

    陰ながら応援しております!
    こちらこそ、またよろしくお願いします!
  • 要素の上達と、その理由付け、面白さの再現性。
    またしても良いアドバイスをもらってしまった。
    確かにその通りだと思います。
    何が面白いかを自分が理解してないというのは致命的ですものね。
    自分なりの描写の上手さというか、模索してみようと思います。
    書きたいという想いを大事にしていこうと思いました。
    ありがとうございました!
  • 長々と書きましたが、一番大切な事は書きたい気持ちだと思います。

    あと、この上手くなる方法を取ると、書く毎に上達するのを理論的に考えられるために、書く毎に上手くなってるやと暗示?笑をかけれるために楽しかったりしますよ笑

    話していて、私も書く気力を貰いました!笑
    お互いに書きたい気持ちを大切にしていきましょう!
  • 星浦さん
    おはようございます。

    Webコン短編賞中間選考通過おめでとうございます。
    (*^^*)ノ,゜.:。+゜
  • ayane様! うへへありがとうございます!
    ……というか、通っているのに気づいていませんでした大汗

    短編だと、そんなにランキング上の方じゃなくても通るんでしょうか? でも、やっぱり長編で勝負したいなぁとワガママ言ってみたり笑

    実は私情で小説とは関係のないところで少しだけブルーになることが先日ありまして、あれですかね〝捨てる神あれば拾う神あり〟みたいな。

    まだ受賞でもなんでもないので、特にアレですけど汗

    それにしても、報告もしてない人をわざわざ祝ってくれるとか、どんだけ良い人なんですかw
    重ね重ね、ありがとうございます!
  • 星浦 翼さま

    WEBコン4、中間選考突破おめでとうございます!!
    (と、のっかって)

    あと「フクロウの涙」にレビューをありがとう存じます!

    用件のみにて失礼いたします。


    水木レナ
  • 水木レナ様! ありがとうございます!

    たまには良いことあるもんだなぁ、と思ってみたり……ちゃんと通過したっていう近況ノートを書いた方がいいんだろうか……汗
    (でも、結局はその次には進まないだろうからなぁ大汗
  • 星浦 翼さま

    「二番手ヒーロー」にレビューをありがとう存じます。

    用件のみにて失礼いたします。


    水木レナ
  • 水木レナ様、ご丁寧にどうもです。
    私は気分屋なので、また気が向いたら読みに行きますね。
  • 星浦 翼 様

     こんばんは、夷也荊です。
     この度は拙作『アスコラク』をご覧いただき、☆までつけていただき、誠にありがとうございます。嬉しかったです。
     ノートにある「面白さ」の考察は興味深いですね。
     是非参考にしてみたいです。

     それでは、お礼まで。
  • 夷也荊様、ご足労頂きありがとうございます!
    ……こちらこそ、いろいろな物語を読んで頂けて、大変恐縮です。
    また、とても素敵なレビューもありがとうございました!

    私は感想を書くのが正直に言うと苦手で……なかなか上手い言葉が思いつかず、無言での☆を送る形になってしまいすみません。

    また続きも読みにお邪魔いたしますので、その際はよろしくお願いします。
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