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アンチワールド準備考察「電脳技術と国民性②」

私が今構想中のお話では、日本はWW2以降、戦争をしていない。
外で起きたかもしれないが日本は平和、という世界観だ。

 だから電脳化が可能になっても、法的に実現してない可能性がある。

そんな世界でARをやろうとすれば、電脳コイルのメガネみたいな着用式《ウェアラブル》コンピュータが定番だ。

 ◆

 更にそんな世界でマトリックスのような仮想世界ダイブをやろうとすれば、ソードアートオンラインのナーヴギアみたいなVRマシンが定番の選択肢となるだろう。

 脳に外科的な措置を施さずして、フルダイブVRは本当に可能か? というリアリズムの疑義はあるが、そこはまあSFということで流せる。

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 しかし勘違いしてはならない。
脳のサイボーグ化をしないからといって、攻殻機動隊ばりの「脳侵入のリスク」を無視できる訳ではない。

 ヘッドギア状の機械を被るだけでVRフルダイブできる世界なら、「そういう機械を他人の頭に近付けて強引に脳侵奪《ブレインジャック》する」という犯罪が可能となるはずだ。

 あるいは、犯罪者がそういう手口を使い始めたタイミングで物語を始めるのも良いかもしれない。

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