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KAC20235

「筋肉の美味しい作り方」

 質の良い筋肉を育てるのには、何を食べるかが一番重要! と言うわけで、マッスル・キッチンブログ記念すべき第一回目のテーマは、「筋肉の美味しい作り方」です。筋肉を美味しく作る上では、下処理が何より重要です。結構面倒くさいですが、作業そのものに難しいことはほとんどありません。簡単なことを丁寧にやる。これってトレーニングと一緒ですよね。それでは一緒にやってみましょう。

・必要な設備
 絶対:ガスコンロまたはIHヒーター。ガスコンロの方が扱いやすくはあると思います。
 できれば:冷蔵庫、冷凍庫。保存するための環境はあった方がいいですね。あと水場があると便利です。風呂場でOK。

・買うもの
 (なければ)大きめの鍋
 (なければ)大きめの包丁:この作業に関しては大きければ大きいほど便利ですが、普段使いもしたいと言うことなら、例えば牛刀とかにする必要はありません。ほどほどに大きいものにしましょう。
 (なければ)ザル;熱湯をかけるので金属製か木製のがいいかなあと思いますが、プラスチックっぽいのでも溶けたことはないので大丈夫だと思います。あるならそれを使いましょう。
 
 ネギ(青い部分):青い部分を主に使いますが、なかなか青い部分だけって売ってないので、ネギを何本か買って青い部分を使います。と言うわけで、買うものとしては「ネギ」だけでいいんですが、青い部分が枯れたり硬くなったりしていないものを選びましょう、という意味で「青い部分」と書いています。業務スーパーで青い部分だけの冷凍ネギが売っています。まあ、悪くはないんですが、臭み取りとしての機能はちょっと弱いような気がするので、できれば生ネギを2〜3本買ってくるのをお勧めします。

 生姜1個:チューブじゃない、塊の(野菜の)生姜を買ってくることをお勧めします。これも臭み取り用です。

 醤油:なんでも良いです。減塩でもOK。
 パルスイート:砂糖でもいいよという人は砂糖、ちょっと気を遣おうかなという人はきび砂糖などでも良いですが、一応筋肉のためのと言うことですから、人工甘味料にしておきます。
 料理酒:料理酒にも糖質が含まれていますが、これはまあ許容としましょう。
 味の素的なもの:あったほうが美味しいと思いますが、何かしらの信念がある場合はなくても良いです。
 
 まず、筋肉を水から茹でます。出汁的なものが出てしまうのでは? と思うかもしれませんが、まあ、あんまり気にする必要ないなあと言うのが僕の結論です。ただし、なんかとんでもない肉を入手して、血の一滴も無駄にしたくない!! と思うような場合は何かしら工夫してください。ここではほどほどの程度の肉を想定しています。
 水の量は、鍋びったしくらいになるまで貼って良いです。ここに、ネギの青いところ、生姜のスライスを一緒に入れて、あまり強火にせず煮ます。コメの研ぎ汁で煮るといいとか言いますが、正直あんまり変化を感じませんので、水でいいと思います。ラクだし。そもそも筋トレをするみなさんのところから「コメの研ぎ汁」が発生する機会が少なすぎると思いますので。

 一応丁寧にアクを取りながら茹でて……などと言われるのですが、ぶっちゃけこのお湯は全部捨てます(!)ので、アクとか取らなくてもいいと思います。ボコボコって言ったら、そうですねえ、ベンチプレス1セット分くらい待って、ザルに筋肉をあけます。ところでこの時、流しに流している水には大量の脂が含まれています!!  本来は、別の鍋などに取っておいて冷やして固まったものを燃えるゴミとかで捨てるのが適切だとは思われます。しかし、一回や二回流すくらいで排水管が詰まると言うこともないと思いますから、まあ最初のうちは良いでしょう。効果を感じて、続けてやりたくなったら、一旦固めるための「水場」が必要になってくるわけですね。その時に僕はバケツとかを使っていますので、それを掃除するための風呂場とかがあるといいよという話でした。

 大体同じ手順をもう一回はやった方がいいと思います。火だけは気をつけて、家トレしながら待てばあっという間です!

 そしたらもうできたも同然です。筋肉の塊もだいぶ柔らかくなっていると思うので、包丁で一口大に切ります。ネギの青いところを刻んでもいいと思います。生姜も同様。今度は、「ヒタヒタになるくらい」と言うんですが、まず材料を全部鍋に入れます。入れたら、そこに水を少しずつ入れていって、材料の一番てっぺんが、水面とピッタリ同じくらいになるようにします。わかりますか? そしたらそこに味の素を入れます。元々の肉500gに対して15gくらいでしょうかねえ。味の素は入れすぎて不味くなると言うことはあんまりないので、適当に入れても大丈夫です。弱火で1時間ほど煮込みます。そしたら、醤油・パルスイート・日本酒を全て、味の素と同量くらい入れます。日本酒を入れてすぐはアルコールが飛ばないので、入れてからまた1時間くらい煮込んで、ちょっと汁を味見してみましょう。
 しょっぱい:パルスイートを足しましょう
 甘すぎる:醤油を足しましょう
 なんかコクがない:日本酒を足しましょう

 と言うのが大まかな目安です。満足いく味になったら出来上がり! 美味しい筋肉の出来上がりです!!
 あとはしっかり全部食べて、自らの血肉にしていきましょう。おっと、最後に注意点を一つ。
 いわゆるボディ・ビルダーの筋肉は、残念ながら薬物の影響を受けていることがあります。そこまで気にする必要はありませんが、特に「ナチュラル」に自分の体を作りたい! と言う方は、良く良く気をつけて標的を選択してください。一般に、格闘家・アスリートの筋肉は薬物の影響が少なく、質が良いものが多いです! ただし、標的自体の運動能力も相応に高いですので、そこは注意して。クロロホルムなどの薬物を利用してしまうと、せっかくクリーンな筋肉を手に入れても、なんだか気になってしまいますよね。一体どうしたらいいんだよと思うかもしれませんが、質の良い筋肉を育てるのには、何を食べるかが一番重要! 妥協せず、自分にとって一番良いものを、良い方法で取り入れていきましょう! これって、トレーニングと一緒ですよね。具体的な「捕獲」方法は、次回のブログでご紹介しま〜す。よければ、ブックマークやRSSの登録をお願いしますね。それでは、さよならマッチョ〜!

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